川の光日記

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セゾン現代美術館



そろそろ今シーズンは閉館し、リニューアルのため来年の夏までクローズすると聞いたので、
前から一度訪れたいと思っていた、セゾン現代美術館に出かけた。

この美術館は我が家から車で5分、徒歩でも約20分。
千ヶ滝西区の北のはずれ、背後に浅間山を望む絶好のロケーションにある。

IMG_2001b.jpg

清流を取り込み、イサム・ノグチなどの作品が配置された広大な庭がすばらしい。

しかし、堤清二氏逝去の報を受けてセゾン文化を懐かしむ人が押しかける…という事態はまったく起きておらず、
広い館内を回っているのは私ひとり。貸し切り状態でジャスパー・ジョーンズ、マーク・ロスコ、ミロ、
カンディンスキーなどの豪華な収蔵作品を見て回った。

なかでも懐かしかったのは、アンゼルム・キーファー。
93年に池袋のセゾン美術館(99年に閉館)で開催された大規模な個展を見たときの記憶が突然よみがえってきた。

私の実家は中野区で、最寄りの駅は西武新宿線。
長年にわたって毎日西武線に乗り、高田馬場で下車し、戸塚にある女子校まで歩いて通学していた。
セゾン文化華やかかりし時代に20代~30代を過ごしたので、パルコやセゾン美術館、
美術書のアールヴィヴァン、六本木WAVEのシネヴィヴァンなどにはずいぶんお世話になった。
そしていまいる軽井沢の千ヶ滝別荘地も、大正時代に堤康次郎(清二氏の父)が開発した西武の地所。
我が家のすぐ近くには西武の管理事務所があるし、走っているバスにもライオンのマークがついている。

戦中戦後のどさくさに紛れて皇族の土地を買い占め、私鉄で都心と結び、大衆消費文化をリードした西武の戦略を
『ミカドの肖像』という本で分析したのは、いまや評判が地に堕ちてしまった都知事だが、
こうして振り返ると、自分こそまさにそんな西武の戦略に乗せられてきた大衆の一員であることがわかり、
なんとはなしに複雑な心境…。

そういえば堤清二氏にも、一度だけ仕事で取材させていただいたことがある。
『父の肖像』が野間文芸賞を受賞したときで、なぜか『国家の罠』の佐藤優氏の話で盛り上がった記憶がある。
70代後半でいらしたはずだが、好奇心で目をキラキラさせ、かつ非常にジェントルな雰囲気の方だった。

あ~しかし、自分がこんなに歳をとってしまい、中身は30年前とほとんど変わっていないなんて
そんな日がくるとは思わなかったな~、などとむなしい感慨にふけりながら帰宅。

するとそこには、薄目をあけて完全に出来上がった犬が一匹…

IMG_2040b.jpg


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  1. 2013/12/02(月) 18:39:09|
  2. 日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

見事な出来あがりっぷり

広い美術館を貸し切り状態とは、何とも羨ましいです。そうそう、堤氏は、文人でもあったのですよね。そんな方と実際にお目にかかる機会があるなんて・・・。特別なオーラを感じましたか?と聞こうと思ってから、IZUMIさんだって、日常的にそういう特別なオーラを発する人(←勿論、先生のことです)と一緒にいらっしゃることを思い出しました。いや、きっとIZUMIさんも、ご自身が気がつかないだけで、物凄いオーラを発しているに違いありません。一体どんな方なのかな~と、日々想像しては、実際お目にかかる機会を楽しみにしている私です。
タミーちゃんの薄目のまま「出来あがった」姿、可愛いです(笑ってしまいました)。昔、勤めていた頃、通勤途中に、駐車場に鎖で繋がれているワンちゃんがいたのですが、なぜか車のタイヤの傍がお気に入りで、タミーちゃんと同じような壮絶な格好で寝ているのが、まるで、たった今、車に轢かれたように見えて、何度も笑ったことを思い出しました。
  1. 2013/12/03(火) 17:14:55 |
  2. URL |
  3. あき #XcHMMwdw
  4. [ 編集 ]

懐かしいですね・・・フ~っ・・・時は流れた・・・!

私も、東京で、桜荘とかケヤキ荘とか、ガタピシおんぼろアパートに、独り超貧しく住んでいた頃、パルコとかセゾンとか、見ても聞いてもゾクゾクしてワクワクしたものです。本当に。それは、あこがれたものでございますよ!仕事帰りに、六本木のあの映画館、行きました。セゾン美術館もパルコの水族館も。いつも、どこかに寄り道して、フラフラしてる私の前に、セゾンやパルコの大きなポスター。たしか「おいしい生活」っていうポスターありましたよね!あのポスター、大好きでした!何だか、あの頃にタイムトリップしたみたいで、桜荘のドアの前で、鍵穴にさしこむ鍵を、ガチャガチヤとバックの中を探してる、昔の私にご対面!(昔、住んでた町に、とても行きたくなりました・・)すぐ、お近くに、セゾンの素敵な、美術館があるなんて・・・うらやましいです!しかも、浅間山です。小川も流れているんですね!(メダカいますよね・・・きっと)しかも、ひとり占め・・・。最高ですね! 堤さんとも、お会いになられたり、お写真の感じも、やさしそうな方ですものね。きっと紳士ですね!私のまわりは、おじさんはいても、紳士とは、映画の中でしか、会えません・・・!ガックリ・・・!
IZUMIさんは、沢山の紳士にお会いになられて、ハッピーですね!極め付きは、先生ですね!私もいつか、オーラのIZUMIさんに、お目にかかれるという、夢がかないますように・・・!
タミーちゃんの出来上がりに、本当にびつくり。可愛いですね。枕とか毛布とか掛けてあげたくなりますね。ソファーから、落っこちたりしませんか?キューって抱きしめてしまいたいですね。
追伸 日曜日に「ペコロスの母」見てきました。泣けて泣けて、まぶたははれ上がり、体中の、水分をしぼりだした感じで、カフェの壁際の席で、しばらくボーっとしてから、帰宅しました。おすすめです。
ウディアレンの「おいしい生活」もまた、見たくなりました。なつかしい・・・!
  1. 2013/12/04(水) 17:58:51 |
  2. URL |
  3. アロマポット #3l8pHDnU
  4. [ 編集 ]

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