川の光日記

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スケート教室



南軽井沢に「風越公園アイスパーク」というスポーツ施設があって、
夏はローラースケートやフットサルに使われているアリーナが、冬は屋外のアイススケート場になる。

数週間前に、この施設のサイトで「体験スケート教室」の募集告知を発見した。
まったくの初心者でも、1時間半でとりあえず滑れるようになるらしい。
軽井沢町民なら1000円程度の講習費で参加でき、貸靴もある。コーチは元オリンピック選手。
ほお…いいじゃない、これ! と思った私はすぐさま問い合わせの番号に電話して予約を入れた。
ついでに夫のぶんも。

私は8~9歳のころ、家族で滞在していたパリでローラースケートを履いて
街を滑ったことがあるだけで、アイススケートはほぼ初体験。
夫は18歳のとき、同級生に誘われてアイススケート場に行ったものの全然うまく滑れず、
その後練習しようと決心してひとりでまた出かけていったがやっぱりうまく滑れず、
それどころか寒さのために風邪をひいて高熱を出し、「もうスケートなんて嫌いだ!」と思い、
以後40年間、一度も滑っていないという。

しかし、なんといっても長野はウィンタースポーツ天国。
先日、佐久出身の40代の男性と話をする機会があったが、彼によると、
子供のころは凍った田んぼで、カジュアルに滑って楽しんでいたそうである。
我々だって、わずかながら経験もあるわけだし、この講習会に行けば、
浅間山を望む屋外の広いスケート場で、快適な時間を過ごせるようになるのではないか?

そんなわけで、予約してからかなりの時間が経過していたが、
なんとなく気乗り薄な夫をずるずる…と引きずるようにして(最近はいつもこのパターン)、
スケート教室に出かけた。

IMG_1929b.jpg

レッスンが行われるのは、屋外ではなく室内にあるスケート場。
参加者は私たちのほかには20代とおぼしき男女3人。
半分に仕切られたリンクの隣り合ったスペースでは、
親に付き添われた子供たちの集団がきゃっきゃと楽しげに集中講義を受けている。
スケート王国長野では、大人になってからスケートを始める人間は少数派らしい。

先生は丸顔のやさしそうな30代後半くらいの男性。
この人が元オリンピック選手なのだろうか?

貸靴を履いて準備体操をしてから、いよいよ氷上へ。
まずは、氷の上を歩く練習から。当たり前だが、つるつる滑る。怖い。
借りたヘルメットを装着してはいるが、すてんと後ろに転んで頭を強打したらどうしよう、
と怯えながらなんとか課題をこなす。

次に、氷の上で両足を開いては閉じて、ひょうたんの形を描きながら前進する練習。
わたしたちを除く若者組は、もうすっかり慣れた様子で、すいすいと滑っていく。
私は氷の上で悪戦苦闘。ふと横を見ると、夫が彫像のようにコチコチに固まっていた。

しばらく様子を見ていた先生がさりげなく、
若者3人組と私たちを2チームに分け、交互にレッスンすることを提案する。
そのやさしげな瞳には、いつかどこかで見たような
「あ~だめだこりゃ」的な表情が浮かんでいた…ような気がする。

若者たちが次のステップへと進んでいくのを横目で眺めながら、
氷上であがき続けることさらに約40分。
結局、「ひょうたん」をなんとかできるようになった時点でレッスン終了。
私は最後の5分間くらいで、突然ローラースケートの感覚を思い出し、
へっぴり腰ながらもゆっくり片足ずつ滑ることにかろうじて成功する。

以下、夫の感想。

使い慣れない筋肉を使ったうえに、肩にも常ならぬ力を入れていたので、全身が痛い。
きみは自分のことで必死でよく見ていなかったと思うが、3回ほど転んでお尻も痛い。
なんといえばいいか、全体として、楽しいというより、厳しくつらい体験であった。
そして、これから回数を重ねても、自分がすいすい滑れるようになるとは到底思えない。
そもそも、二本の足で地面を歩けるのに、
この金属の刃がついた靴で氷の上を滑るのに何の意味があるというのだろうか。

でも、せっかく「ひょうたん」ができるようになったんだから!となだめながら帰宅。

今度は誰でも入場できる屋外スケート場に連れて行って、
リンクの真ん中まで引っ張っていき、置き去りにして放置プレイを楽しもうかしら。
いけないと思いながらも、そんなサディスティックな空想にふけってしまう私であった。

IMG_1922b.jpg

浅間山もすっかり冬景色。



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  1. 2013/11/23(土) 18:45:24|
  2. 日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

氷上の詩を・・・。

立派なスケートリンクですね。屋外というのが、また凄いです。
IZUMIさん、「放置」は可哀想ですよ(笑)。でも、器用な先生のこと、何度か来ているうちに、こつをつかんでプロ顔負けの華麗な滑りを体得されるに違いありません。かく言う私も、付き合ってリンクに出ているうちに、何とか転ばないようになった程度で、「楽しむ」ところまでは行けませんでしたが・・・。確かにローラーやっていると、「蹴る」というか「押し出す」感覚を思い出しますよね(アメリカに短期留学をした時、調度流行っていて、ホストファミリーに何度か連れて行って貰いました)。スキーと同じように、体の重心を前にすると転ばなくなると思います。先生、スケート滑れると、益々女性にもてますよ!ぜひぜひ、がんばって下さい。氷上で詠んだ先生の美しい詩を読んでみたいですが、無理でしょうか・・・???
  1. 2013/11/25(月) 11:30:11 |
  2. URL |
  3. あき #XcHMMwdw
  4. [ 編集 ]

氷上の詩、いいですねえ!

先生の感想を読んで笑ってしまいました。
スケートかあ…プロに教えてもらえるなら、挑戦してみたい気もします。

あきさんがおっしゃるように、
手を後ろに組んだ先生が、スイースイーと氷上をすべりつつ、
詩をよむ姿を想像したら、なんだかとってもイケてる!と思いましたが
どうでしょう??

先生の詩集、私もアマゾンで注文しました。
読んだら感想書きますね。
  1. 2013/11/25(月) 18:20:48 |
  2. URL |
  3. inocco #BRwvxaDM
  4. [ 編集 ]

氷上の詩・・・こころときめきます!

スケート体験記、読みながら、私も吹き出してしまいました。楽しそうですね!屋外のスケート場で滑れるなんて、素敵ですね!スケーターズワルツの曲がBGMですね!
パリの街を、ローラースケートで走り回る女の子のIZUMIさんの元気いっぱいの笑顔が、目にうかぶようです。パリで子供時代を、過ごせるなんて・・・めちゃくちゃうらやましいです!パリはIZUMIさんのふるさとでもあるんですね!
私は、スケート場では、ひたすら手すりをつかんだままです。怖くて中に入る勇気がありません。自転車が乗れる人は、バランス感覚で、練習すれば、すべれるようになる気がしますけど・・・。自転車に乗れない私も、いっかヒューとすべってみたいです・・。どんなにか素敵な気分でしょうね!
明日くらいに先生の詩集、届きそうです!待ち遠しいです!
  1. 2013/11/25(月) 22:47:45 |
  2. URL |
  3. アロマポット #3l8pHDnU
  4. [ 編集 ]

詩集

皆様、夫の詩集をご購入いただき、ありがとうございます!
現代詩入門書の『詩の波、詩の岸辺』と併せて読むと
一挙に現代詩通になれることうけあいです!
  1. 2013/11/27(水) 11:49:42 |
  2. URL |
  3. IZUMI #-
  4. [ 編集 ]

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