川の光日記

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初霜



今朝、目覚めて庭を見ると、一面に霜がおりていて驚愕した。
むしろ「庭がバリバリに凍っていた」というほうが正しいかもしれない。

FM軽井沢(このあたりでまともに入るFMはこの局だけ)によると、
今朝は今年一番の冷え込みで、ー0.5度まで下がったらしい。

しかし天気は快晴で、この後気温はぐんぐん上昇。
フリーズドライ状態だった庭もあっという間に解凍された。
Y新聞のM田さんがランチにやってきたころには太陽が照りつけて、
暖房なしでも室内の温度は20度以上に。
なんなんだ、この極端な寒暖の差は…。

紅葉はほぼ終わりかけていて、葉を落とした樹々の間から
浅間山をはじめとする周辺の山々の稜線がくっきり見えるようになってきた。
空気は澄み切り、これはこれで、なかなか爽快な眺めである。

IMG_1644b.jpg

↑いつ見てもカッコいい浅間山。

タクシーで帰っていったM田さんを見送ってから、タミーと夕方の散歩。

ふと遠い目をして、若き日の軽井沢幻想について語りだす夫。

曰く、

いや、ぼくがまだ若いころの話だけどね。
合宿やセミナーで軽井沢に来て、こんな散歩道を歩いているときに、
向こうから麦わら帽子に白いドレスの女性が歩いてきて、
そのひとと知り合いになったらどうだろう、などとよく夢想したものさ。フッ…

そのひとはヒナギクの花束を抱えていて、
ドイツのリートなんかを口ずさんでいるんだ。
ぼくたちはすぐに仲良くなって、彼女がイーゼルにカンバスを掲げて
草原で油絵を描いている横で、僕は寝転んで
ふたりで好きな詩人の話をしたりするわけ。
彼女が好きな詩人は、きっとハイネなんかだろうなあ。
しかしそんな出会いは結局、一度も現実には起きなかったなあ…

…ううむ、完全な軽井沢妄想、というかまんま『風立ちぬ』幻想ではないか。
そもそもヒナギクがどんな花か、わかっているかどうかも怪しい。
この前、読売新聞に書いた軽井沢エッセイでは、堀辰雄的な軽井沢を批判していたくせに、
実は自分もその世界にどっぷり浸かっていたとは…

IMG_1467b.jpg

お父さんて、ろまんてぃすとなんだね!(by タミー)




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  1. 2013/11/06(水) 23:03:39|
  2. 日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:9
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コメント

本当に寒そうですね・・・

色々な軽井沢の景色を自宅に居ながらにして観賞させて頂ける幸せ・・・。
本当にありがとうございます!!!
それにしてもさすが軽井沢この時期すでに氷点下になるとは!!!
私の住む静岡県は温暖な地域と皆さんの思われているかと思いますが、氷点下になる時期は1~2月にほぼ限定。
三島では雪を見る事はまずありません。
また地球温暖化の影響からか、ここ2年ほどは昔に比べるとその氷点下日数も随分少なくなりました。
ですからこの時期もうお庭が真っ白・・・ナンテ世界は見る事が出来ません。
三島で雪や真っ白な世界を見る唯一の方法は三島のあちこちから望める富士山です。
これからは富士山の雪に覆われる部分が次第に増えていく事を毎日眺める楽しみでしょうか・・・。
先生・IZUMIさん・タミーちゃん、どうかお体大切になさってくださいね。
  1. 2013/11/07(木) 07:45:22 |
  2. URL |
  3. まやてつ #FCWDJ4oA
  4. [ 編集 ]

タミーちゃん最高!!!

先程のコメントで忘れていました。
今日のタミーちゃんの写真、抜群です!!!
ありがとうございました!!!
  1. 2013/11/07(木) 07:48:00 |
  2. URL |
  3. まやてつ #FCWDJ4oA
  4. [ 編集 ]

白いドレスの女

そちらは、やはり寒いのですね。でも、こういう珍しい景色を日常的に見られるのは羨ましいです。見慣れた筈の浅間山ですが、私は反対側から見ていたので、違う山のように見えます。浅間山は、本当に美しいですよね。少し離れたところに見える妙義がいびつな形だったので、なおさらそう思いました。
ろまんてぃすとの先生の空想、いいですね。いい小説は、心が純粋でないと書けないのだなと改めて思いました。でも、その女性は麦わら帽子や白いドレスやひなぎくが似合う上に歌も上手で絵も描けなきゃならないし、ハイネは、つるつる諳んじられるぐらいに暗記してないといけないし・・・。要求が高度過ぎますね(笑)。最初、先生の大好きな柏木由紀ちゃんを思い浮かべましたが、(確かに絵にはなっているものの)、いや、やっぱり違う!と思いました由紀ちゃんには申し訳ないけれど、私が思い描いたその女性は、もうちょっと大人の雰囲気を漂わせていました。つるつると語り始めるのは、ハイネじゃなくて古典落語で、「てやんでぃ!このすっとこどっこい!」と鼻をこする。お美しい上に、好奇心旺盛。知的で、決して物怖じせず、どこまでも真相を追い掛け、何でも知っている情報魔の素敵な女性。先生は、理想を見事に実現されているじゃないですか。先生の横には、IZUMIさん以外考えられませんね。例え、隣でキャンバスに、「へのへのもへじ」を描いていたとしても・・・(?)。先生は、世界一、いや、宇宙一幸せな男性だと思います。
  1. 2013/11/07(木) 10:15:56 |
  2. URL |
  3. あき #XcHMMwdw
  4. [ 編集 ]

霜おそろしい…

先生、それは本当にヒナギクでしたかっ?
と、私も画面のこちらからツッコませていただきました。

そしてウン十年後の今、
白いドレスの美人ではなく、
金色の毛皮を着たタミーちゃんと一緒…。
幻想より現実ですね!

それにしても、
寒がりな私は写真の霜を見るだけでブルブル…
先生、IZUMIさん、風邪などひかれませんようお気をつけくださいね!
  1. 2013/11/07(木) 18:42:17 |
  2. URL |
  3. inocco #BRwvxaDM
  4. [ 編集 ]

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2013/11/07(木) 18:53:53 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

亜麻色の髪の乙女

霜の風景、とてもきれいですね!でも、何だか、じゃりじゃりで、寒そうですね!いよいよそちらは、冬ですか?霜とか雪とかは、滑りやすいので、お気を付けください・・・・!雪国ぐらしは、長靴ぐらしですよね!なつかしいです!浅間山は、気持ちが、晴れ晴れする山ですね・・・・
ろまんてぃすとの先生・・・!そそれはまさにビレッジシンガーズの、あの「亜麻色の髪の乙女」の世界では、ありませんか・・・・?白い花の花束を、持っていて、亜麻色の長い髪を、風に、吹かれながら、こちらにやってくるひと。私も、今でも大好きな曲です。鼻歌で、掃除機かけながら、食器洗ったりしながら、フーンフーン・・・。なぜか、亜麻色という、この色の名前に・・・心惹かれてしまうのです。で、今回、カラーカードで、調べてみました。ななんと、亜麻色は、タミーちゃんのお召しになっている毛皮の色では、ありませんか!inoccoさん、がおっしゃるように、うん十年後の今、幻想は現実に・・・!ひなげしではなく、白いボールかもしれませんけど・・・・?そして、アキさんがおっしゃるように、ハイネではなく、めちゃくちゃ面白く古典落語をつるつると語り、このブログというキャンバスのなかで、素敵な沢山の写真や、魅力的な語り口で私たちフアン同好会を、めろめろにしたり・・・・・。素敵な素敵な、心優しいIZUMIさんに、めぐり会えた先生は、本当に、世界一、宇宙一、幸せな男性です!きっと、お二人が、はじめて、出逢われた時の、BGMは、あの心とろけるミュージカル映画「南太平洋」の中の曲「魅惑の宵」だったのではありませんか・・・・・?と、ひそかに思っている私です・・・・・。




  1. 2013/11/07(木) 23:05:22 |
  2. URL |
  3. アロマポット #3l8pHDnU
  4. [ 編集 ]

はじめまして

はじめまして 「川の光」の連載を毎日楽しみにしていた読者です。読売新聞の「軽井沢滞在記」の「家内と犬と猫を車に積みこんで」というくだりに「結婚されていたのか〜」と少々びっくりしました。と申しますのは、もう十年以上前の松浦先生のエッセイの切り抜きが手元にありまして、「天涯孤独」という言葉が使われていたからです。十年一昔といいますものね。こんな魅力的なブログを書く、素敵な奥様に巡り逢われたのですね。

当時の記事、ここに転記してもよろしいでしょうか?
2002年(平成14年)7月31日読売新聞朝刊の記事です。見出しは「物への執着心に空しさ」。
 昨年六月に父が死に、十二月に母が死に、ついでに言えば、今年の二月になって猫も死んでしまった。たかが猫と馬鹿にすることなかれ。十七年近く一緒に暮らしてきた人生の伴侶だから、その激しい喪失感たるや、両親の死の衝撃にもおさおさ劣るものではなかった。
 月並みな言いぐさになるが、人生とはまことにはかないものと改めて思い知った。わたしは一人っ子で、かつまた自分の子どももいない。ほんの半年ほどの間に、直接の血縁がいきなりこの世に誰一人いなくなってしまったという按配だ。天涯孤独。今まで自分に関係あるとは思っていなかったそんな言葉が、そくそくと身に迫ってくる。
 父は十年ほど前に仕事を整理して湯河原の高台に大きな家を買い、以後、夫婦そろって油絵など描きながら、悠々自適と言っていいような晩年をおくった。はたから何か言うようなことでもなかろうが、まあ、一応幸福な人生だったと、これもまた月並みそのものの言い方をしても許されるのではないか。
 ここ数か月というもの、休日ごとにその家に通って少しずつ整理を進めている。そこでしみじみ思うのは、人間とは何と多くの「物」に囲まれて暮らしているものかということ。使い古した鞄。旅行先のパンフレット。磨り減ったパイプ。封書や葉書の束。当人にとってはかけがえのない記憶が染みついたそれらの品々も、他人にとっては、いや一人息子のわたしにとってすら、今や単に邪魔で始末に困る「物」でしかない。わたしはしばらく手をつかねていたが、今はもう覚悟を決め、エイヤッとばかりにどんどん捨てている。わが身を振り返り、「物」に執着して生きることの空しさを改めて肝に銘じた次第だ。(詩人・東大教授)
  1. 2013/11/08(金) 19:19:04 |
  2. URL |
  3. 菊乃 #-
  4. [ 編集 ]

菊乃さん、私も、同じです。

菊乃さん、私も、同じです!同じころに、先生の文章に出会い、私もひそかに、ずーっと、フアンなんです。同じ思いの方に、こうしてブログで、お会いできました!すごーく嬉しいです。どうぞよろしく、おねがいします!私は、パソコンが、とても苦手ですが、この素敵な、ブログが大好きで、そのおかげで、随分上手になり、長い文も、ちんたらちんたらですが、打てたり・・・・で、パソコンも楽しくなりました。へへへ・・・・・です。IZUMIさんありがとうございます。
追伸 まやてつさんは、富士山が毎日見えるという、うらやましい所に、お住いなんですね!青い空を背景にした、雪の富士山、みんな大好きですよね。これから冬に向かうと、空気が澄んで、ますます素敵でしょうね!朝、昼、夕、夜で、それぞれ違う富士山なんでしょうね!イイですね!!!
  1. 2013/11/09(土) 00:04:05 |
  2. URL |
  3. アロマポット #3l8pHDnU
  4. [ 編集 ]

菊乃さま。。

松浦先生のそのようなご事情、いま初めて知りました。ちょっと、いままでの己れの言動に反省するものがありました。貴重な情報、ありがとうございます。そのようなご事情があるとは知らず、無神経な発言をしていたと思い当る所がございました。
  1. 2013/11/09(土) 01:04:30 |
  2. URL |
  3. ムル #5yrVOggo
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