川の光日記

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タミーの鼻腔腫瘍/経過まとめ

IMG_1500b.jpg

このブログを始めたときは、楽しいことだけ書くつもりだった。
1年半後にタミーがガンになり、2年後にハナちゃんが死んでしまうなんて、まったく考えてもみなかった。
でも、今年の3月にタミーの病気が発覚してからは、ブログを書き続け、記事に反応をいただくことが、
どれだけ支えになったことか。
皆様の励ましがなかったら、わたしたちは本物のうつ病になってしまっていたかもしれない。

皆様、本当にありがとうございました。

愛犬が鼻腔腫瘍になり、情報を求めてここにたどりついて読んでくださっている方がいることも知った。
私も今年の春、必死になってネットで深夜まで「鼻腔腫瘍」を検索していたのを思い出す…。

そこで、ここで一度、タミーの病気の経過と、この半年の経験で学んだあれこれをまとめてみることにした。
私が恩返しできるのはこれくらい。少しでも参考にしてもらえれば。
(犬飼いでない皆様には申し訳ありません。長文なので、どうぞ読み飛ばしてください)

●経過

3月13日 タミー、鼻から出血。

3月14日 近所のかかりつけの動物病院へ。大学病院での検査を勧められ、その場で予約を入れてもらう。

3月21日 武蔵境の日本獣医生命科学大学付属動物医療センターでMRIとCT検査。
     鼻腔腫瘍と診断される。左鼻腔の上部に3~4cmほどの腫瘍。骨浸潤はなし。
     脳と眼球に隣接する場所なので手術は不可能。
     余命一年、延命には放射線治療しかないと告げられる。
     
3月下旬 MRI画像を持参して、東京大学農学部獣医外科と、
     自宅付近で評判のいい中規模の動物病院2か所に、セカンドオピニオンを聞きにいく。
     対応してくだっさった3人の先生は全員「放射線治療がベストの選択」との意見。

3月25日 日本獣医生命科学大学付属動物医療センターから、腫瘍の生検の結果を知らせる電話あり。
     「扁平上皮癌」との診断。
     「放射線治療をするなら、明後日から予約が取れます」と言われ、即決で予約をお願いする。

3月27日 第1回放射線治療。
    「メガボルテージ」と呼ばれる強力な放射線を、以後、週一回ずつ、4回にわたって当てる計画。

3月30日 日本獣医生命科学大学付属動物医療センターで治験している丸山ワクチンを試してみることを決意。
     この日から注射を始める。

4月3日 第2回放射線治療。

4月10日 第3回放射線治療。

4月17日 第4回放射線治療。同時にMRI検査。結果は良好で、腫瘍は一部を残してほとんど消えていた。

6月18日 2ヶ月後のMRI検査。4月17日の画像よりさらに腫瘍は縮小。
     ただし、まだ白い影が何か所かに残っていて、完治はしていないという診断。

10月22日 6ヶ月後のMRI検査。腫瘍の再燃は見られず、半年後検査としてはきわめて良好な結果。

(その時々の具体的な状況については、上の日付の「日記」により詳しい記事あり)

次の検査はまた6ヶ月後、2014年4月下旬。
人間のガンでいえば5年後健診にあたり、これをクリアできればひとまず安心らしい。
     
●この間、学んだこと感じたこと

★初期の兆候を見逃すべからず。

人間はくしゃみや鼻づまりには慣れているから、犬の鼻のトラブルもつい甘く見がちだ。
花粉症の私も御多分にもれず、タミーの鼻の不調にあまり注意していなかった。
注意深く観察していれば、鼻血を出す前に気がついていたはずなのに。

参考までに、以下の写真を見比べてほしい。

P1020957b.jpg
2012年5月撮影。

P1050139b.jpg
2013年1月撮影。

2枚の写真の違いがお分かりだろうか。鼻に注目していただきたい。
上の写真のタミーの鼻は、すみずみまで黒々と濡れている。
ところが下の写真では、左側だけ三角形に乾いている。
毎日のようにタミーの写真を撮っていながら、私はずっとこの変化に気がつかずにいた。
今年に入ってからはいびきがひどく、くしゃみをよくしていたのだが、そうした症状も無視してしまっていた。

犬のくしゃみ、鼻水、鼻づまり、いびき、鼻血、そして鼻の乾きは要注意!
とくに、片側だけ部分的に乾いているのは危険信号だ。

★早期発見がなにより重要。

こうして振り返ってみると、タミーがここまで回復できた大きな要因のひとつは、
かかりつけの動物病院の先生が「鼻血は危険な症状。とくにこの犬種はガンになりやすい。
すぐ検査をするべき」と、的確にアドバイスをしてくれたからだとわかる。
抗生物質や消炎剤を処方して「様子を見ましょう」と診断するような事なかれ主義の先生だったら、
そのまま漫然と何か月も経過していた可能性がある。
MRI検査は全身麻酔が必要だし、決断が難しいけれど、
もし愛犬がまだそれほど高齢でなくて、鼻腔腫瘍になりやすい鼻(マズル)の長い大型の犬種の場合は、
鼻血を出したら、即、検査をしたほうがいいと思う。

★放射線治療は有効。獣医学はすごい勢いで進歩している。

犬の年齢や腫瘍の進行具合によって状況はまったく違ってくると思う。
私も結果が出るまでは半信半疑だったし、麻酔の影響や副作用がものすごく心配だった。
でも、鼻腔腫瘍に放射線治療は効く。とにかくタミーには有効だった。
当てた場所の毛は一時大量に抜けてしまい、左目がドライアイになって、一日5回の点眼をしても
ちょっとつらそうだったけれど、脱毛した箇所は半年後、ほぼ元通りになった。左目の乾きも改善されている。

★丸山ワクチンは、試してみる価値がある。

3月末から現在まで、私は一日おきにタミーに丸山ワクチンを注射し続けている。
最初はアンプルで指を切って大出血したり、注射するのがこわくて震えたりしたが、
いまでは皮下注射のエキスパートで、まったくストレスを感じないし、タミーも嫌がらない。
タミーの回復にワクチンがどこまで寄与しているかは、正直よくわからないけれど、
私は尊敬する中井久夫先生が有効性を認めていることもあり、ある程度の効果はあったと考えている。
ガンを抑えこむだけでなく、放射線の副作用の緩和にかなり力を発揮したのではないだろうか。
丸山ワクチンは40日分で9450円。
地元に治験協力医を見つけて定期的に経過報告書を送れば、全国どこでも郵送してくれる。
問い合わせは日本獣医生命科学大学付属動物医療センターまで。
http://www.nvlu.ac.jp/universityinstitution/amedical/index.html/

★食事でがん対策。

食事の内容を見直したのも、回復の助けになったと思う。
このテーマに関しては山ほど本を読み漁ったが、なかでも一番参考になったのは
愛犬のためのがんが逃げていく食事と生活』(須崎恭彦著・講談社刊)。
情報収集に邁進し自分でもいろいろ試してみた結果、いまタミーの食事はこんな感じになっている。

①水分が多くて温かい、できるだけおいしそうな食事にする。
②なるべく旬の食材を使い、変化をもたせて、いろんなものを少しずつ食べさせる。
よく使う食材は、鶏のささみ、鶏レバー、砂肝、生タラ、生鮭、サバ、たまに赤身の肉、
ブロッコリ、キャベツ、オクラ、しょうが、にんじん、かぼちゃ、さつまいも、トマト、大根、山芋、
(野菜はゆがいて細かくするか、生の場合はすりおろす)雑穀、ごま、納豆、小魚など。
100%手作りだと栄養が偏る不安があるので、良質のドッグフードと半々くらいでブレンド。
飽和脂肪酸を含むオイルを毎食大さじ1杯ずつ最後に加える。
(亜麻仁油、オリーブオイル、グリーンナッツオイルなど)
③サプリメントとして継続的に与えているのは、しいたけパウダー、整腸効果がある酵素、
乳酸菌パウダー、ローヤルゼリー。

ふう…長文失礼しました。
検査の結果がよかったとはいえ、まだまだ気は抜けないと自分を戒めて、とりあえずこんなところで。

病気の犬を看病している皆さん、いろいろ大変ですが、頑張りましょう!



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  1. 2013/10/25(金) 17:58:49|
  2. タミー
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
<<紅葉はじまる | ホーム | 夫です。どうも有難うございました。>>

コメント

お気持ちありがたく

泉さん、こんばんは。実はぜひともお聞きしたかった事ばかりです。私事で恐縮ですが、私の犬は柴犬8才。タミーちゃんとは犬種の違いこそあれ、いつの間にか若いとは言えない歳になりました。泉さんがタミーちゃんのためにやってこられた、人並みならない御努力に頭が下がります。よく犬を見て触れて、いつもと違うゾ!に気付ける犬飼い目指してガンバって行きたいと思います。これからも有益な情報がありましたらぜひお教え下さい。お疲れのところ本当にありがとうございました。
  1. 2013/10/25(金) 19:11:57 |
  2. URL |
  3. なぎ子 #-
  4. [ 編集 ]

情報助かります!

我家の溺愛する小型犬ももうじき七歳。
そろそろ加齢の兆候も出始め食生活の見直しをしたいと考えていました。
IZUMIさんの詳しい記述は大変参考になりました。
お哀しみも未だ癒えない中ご親切にありがとうございます。

上のタミーちゃんと先生のお写真、おふたりの表情も光も構図もとても素敵ですね。
先生はやっぱりぽかんと「空を仰いで」いらっしゃるし、タミーちゃんはその横でIZUMIさんを真っ直ぐに見つめながら笑ってるし、IZUMIさんはそんな先生とタミーちゃん両方をファインダー越しに見つめてるし...
ハナちゃんの不在は寂しいけれど、やっぱり松浦家は素敵だな...と思いました。
どうか栄養をつけてお散歩で体力もつけて、お身体ご自愛下さいね。











  1. 2013/10/25(金) 20:24:27 |
  2. URL |
  3. vio #YlatNgdA
  4. [ 編集 ]

奇跡です

IZUMIさんは、「気がつかなかった」とおっしゃいますが、じゅうぶん早い段階で気づいていらっしゃると思います。
ネットなんかで見る限りでは、わんこの鼻の病気は、見つけるのも治るのも難しい…なんて書いてありますから、
タミーちゃんの華麗なる回復は、奇跡のようです。

それにしても、タミーちゃんのお鼻は、
大きくて黒々つやつやしていて美しいですね。
うちのラブラドールも昔は真っ黒な鼻をもっていましたが、
年をとって(8歳)すっかり色素が薄くなりました。
タミーちゃんのお鼻がまぶしいです!
  1. 2013/10/25(金) 23:36:20 |
  2. URL |
  3. inocco #BRwvxaDM
  4. [ 編集 ]

IZUMIさん、感謝です!

IZUMIさん、本当に、なみなみでない努力の積み重ねなさっていらしたんですね!ブログを拝見しながら、私は、もうただIZUMIさんの、前向きのパワーを継続なさるその心意気に、じーんときて、また泣けてしまいました。絶対にあきらめないIZUMIさん、ほれぼれするほど素敵です!もし、私もやっかいな病気になっても、絶対にあきらめないで、前向きに、明るい方を向いてチャレンジしようと、思いました。こういう気持ちのことを、勇気というのにちがいありません。このIZUMIさんのブログに、出会えた私たちフアンが、どんなに、元気にしていただいているかしれません。IZUMIさん、本当にありがとうございます。
タミーちゃんの食生活改善は、私も参考にしたくなる
食材の数々です。タミーちゃんは、納豆も大丈夫なんですね!食後のオイルも、超ご長寿の日野原先生も実践なさってるそうです。早速、わたしも、まねします。日野原先生は、朝のオレンジジュースに、大さじ一杯です。案外、おいしいかもしれませんね。
明日の朝のお楽しみです!もうすぐ11月です。季節の変わり目です。松浦家の皆さま、どうぞどうぞ、
お元気に、風邪にはご用心です。
  1. 2013/10/26(土) 00:21:18 |
  2. URL |
  3. アロマポット #SqwBt6MA
  4. [ 編集 ]

ここに来ると、幸せになります。

IZUMIさん、おはようございます。経過や注意点、対処法等々、どれも役に立つ貴重な情報ばかり。しかも、分かりやすく、かつ簡潔で頭が下がります。きっと、多くの方々の救いになりますよ。inoccoさんが仰っているように、IZUMIさんは十分早い段階で気付いていらっしゃったと思います。タミーちゃんは、本当にお幸せですね。
扉のツーショットのお写真、素敵ですね。タミーちゃんはご機嫌だし、先生も前を向いていて・・・。大丈夫、松浦家には明るい未来が待っています!
こんな素敵なブログに出会えて、私も幸せです。ご夫妻のお人柄は勿論、書き込みを通じて出会った皆さんも、皆優しい方ばかり。毎日読むのが楽しみです。IZUMIさん、本当にありがとうございます。
  1. 2013/10/26(土) 09:44:55 |
  2. URL |
  3. あき #XcHMMwdw
  4. [ 編集 ]

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2013/11/01(金) 16:08:11 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

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