川の光日記

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ドリトル先生再読



『川の光』と『川の光2 タミーを救え!』の原点は、『ドリトル先生』シリーズだ。

夫は、小学校四年生の夏休みに台東区立図書館で『ドリトル先生物語全集』と出会って以来、
このシリーズをこよなく愛し、現在に至るまで、折に触れて読み返しているのである。

ドリトル・ワールドに精通している彼は、岩波書店の全集の色を言うだけでどの巻かわかるし、
お気に入りのエピソードを語っているうちに、感極まって涙ぐんでしまう。

dolittle01

↑我が家の書庫に並ぶ全集。かなりの年代物である。



「じゃあ、最初に読んだのは?」
「『航海記』かな。でもそれは、何かの児童文学全集ものの1冊だった。
ところが『航海記』は、実はシリーズの2巻目なんだよね。その後さかのぼって1巻目の『ドリトル先生アフリカゆき』を読んで、いろいろ謎が解けた」
「猿のチーチーとオウムのポリネシアがアフリカにいる理由とか、ドリトル先生と黒人の王子さまとの関係は、
『アフリカゆき』を読まないとわからないもんね」
「続けて他の巻を読むと、おなじみのキャラクターの別のエピソードと並行して、新しい動物や人間も登場し、
さらに世界が広がっていく。壮大なサーガなんだよね。あれが物語というものの面白さに目覚めた、最初の体験だったかも。
小学校四年生の夏休みは、最高の夏休みでしたよ」
「一般的には『アフリカゆき』『航海記』『ドリトル先生の郵便局』『ドリトル先生と秘密の湖』
あたりの評価が高いみたいだけど…」
「僕が好きなのは全然違っていて、『ドリトル先生のサーカス』『ドリトル先生のキャラバン』『ドリトル先生の動物園』の3冊。
まあいちばんは『キャラバン』かな」
「『キャラバン』はいいよね」
「その前史に当たる『サーカス』ももちろん面白くて、ドリトル先生がオットセイのソフィーをサーカスから脱走させて、
海に帰してあげるエピソードがあるでしょ。いろんな動物の助けを借りて、女装させて乗合馬車に乗せたりして。
あのエピソードは冒険活劇として本当にすばらしい。『川の光』『川の光2』の、実はいちばん大きな発想源かも」
「『サーカス』と『キャラバン』は、先生のおかげで動物たちの待遇が改善されていくし、
興行が成功してお金はもうかるし、読んでいて幸せな気持ちになれるよね」
「『キャラバン』では、カナリアのピピネラを主演にオペラを上演するんだけど、
スズメのチープサイドに合唱団の鳥をスカウトさせたり、カナリア色の緞帳や制服を用意したり、
みんなで夢中になって準備して、ついに初日を迎える。読んでいて一緒に興奮してしまう。
舞台裏から先生と犬のジップがのぞくと、客席は大入り満員で…」
「パガニーニが観に来ていたりしてね」
「先生の指揮でまずミシンや研ぎ革を使う不思議な序曲が始まって…ピピネラの歌が聴衆を沸かせてね…(感極まって涙)」
「私は犬のジップが香水のコンサルタントになるエピソードが好きだった」
「焼肉の香水を作ったらどうかって提案するんだよな」
「ジップかわいいよね…」
「僕はオウムのポリネシアもお気に入りだったな…」

と話は尽きないのであった。





しかし、前々から疑っていたのだが、夫の精神年齢は、もしかしたら『ドリトル先生』シリーズと出会った
9~10歳くらいで止まったままなのではあるまいか。
本来は、単語登録で「と」を押すと「取り返しのつかなさ」と即座に出てくる、そして
古井由吉先生と対談して「衰弱」というテーマで意気投合してしまう、そんな作風のはずなのだが…。

まあ精神年齢に関しては、人のことを言えないような気もするが…。

ところで、ついに原稿を書きあげた夫は「今日は天ぷらを揚げる!」と宣言。
さらに、揚げた作品を撮影して、ブログで公開するといいのではないかと言い出した。

dolittle02

↑そんなわけで、唐突ですが天ぷらの写真(とても美味しかったです)

スポンサーサイト
  1. 2011/11/27(日) 23:23:17|
  2. 動物の本
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
<<日頃ご愛読有難うございます。夫です。 | ホーム | 犬の鼻を愛す>>

コメント

絶対にタミーを救って下さいね!

こんにちは。初めてコメントします。毎朝、川の光2を楽しみに読ませて頂いています。このブログを知り、驚きました。本当のタミーちゃんが実在しているのですね!私は、昨年、最愛の相棒犬を亡くしました。おてるぴん‥という名前です。ビス丸に雰囲気が似ています。彼は17年2ヶ月という長い間、その全てでもって、私を支えてくれました。晩年は、後ろ脚が不自由になり、悔しく悲しい思いもしたでしょうが、彼は、最後まで、自分の脚で立ち上がる事を決して諦めようとせず、前を向いて生き抜きました。彼の頑張りは、私の人生の最大の自慢と誇りです。おてるぴんを亡くした今日までの日々は、正気を保てないほどの悲しみと苦しみに満ち、時間がどれだけ経とうと、癒える事はありません。永遠に続く様にさえ感じます。私は、おてるぴんという無二の光を失ってしまったけれど、タミーや、命一杯生きている愛しい登場動物たちが、輝きを取り戻し幸せを掴める様に、祈りながら、愛読を朝の日課にしています。本当のタミーちゃんや、ハナちゃんも、御家族と幸せな日々をずっと過ごせます様に願っています。有り難うございました。
  1. 2011/11/29(火) 17:44:34 |
  2. URL |
  3. こにたん #-
  4. [ 編集 ]

Re: 絶対にタミーを救って下さいね!

はじめまして。コメントありがとうございます。
おてるびんさんはビス丸に雰囲気が似てる、ということは大型犬でしょうか?
それなのに17歳まで生きられたというのは、大変な長寿で、
飼い主さんの愛情のたまものだと思います。
今後とも連載、ブログともよろしくお願いいたします。
  1. 2011/11/29(火) 20:47:55 |
  2. URL |
  3. IZUMI #-
  4. [ 編集 ]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2014/01/12(日) 15:34:52 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://kawanohikaridiary.blog.fc2.com/tb.php/32-97547b4b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

IZUMI

Author:IZUMI
賢くて優しかったハナちゃん
(2003~2013)の思い出に



『川の光2 タミーを救え!』
絶賛発売中!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

タミー (34)
ハナちゃん (21)
川の光 (48)
日記 (270)
動物の本 (17)
動物の映画 (13)
旅先の動物たち (9)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。