川の光日記

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名犬小説を読む



今日もタミーは泳ぎに泳ぐ。泳ぐときはなぜかとても神妙な顔つきになる。
おそらくいつものアハ顔で口を開けたまま泳ぐと、水を飲んでしまうのだろう。

朝の散歩、というか水泳が済んで帰ってきても、なかなか家に入ろうとしない。
しばらく庭でボールを追いかけたり寝転がったりして楽しんでいる。
やっと入ってきたと思ったら、ご飯をガツガツと食べ、死んだように寝てしまう。

犬が寝ると、ようやく人間の自由時間。
最近私は『エドガー・ソーテル物語』という分厚い小説を延々と読み続けている。
翻訳の3分の1の値段という理由で原書(ペーパーバッグ)を買ってしまったために
なんとなく読み始めるのがおっくうで、ずっと書棚に積んであったのだが、
読み始めてみるとこれが実に面白い。
なにしろ、主人公の家族は犬のブリーダー。
当然のことながら犬が山ほど登場し、子犬をトレーニングする様子や
家族が飼っている犬の名犬ぶりが詳細に描写される。
犬好きにはなんともたまらない小説なのである。

とくに、家族を見守るアマンディーヌという素敵な名前の雌犬がすばらしい。
たとえば、主人公の父親が亡くなったあとのこんな文章。

アマンディーヌにはわかっていた。彼はどこかに行ってしまったのだ。
だが彼の気配はまだ家の巾木に残っていた。
時々、彼の足の下で床が鳴る音が聞こえた。
そんなとき彼女は立ち上がって、台所や浴室や寝室を探して回った。
いつものように彼の手に自分の衿毛を押し付け、体を彼の太腿の上に滑らせ、
服の生地を通して彼の体のぬくもりを感じようとして。


この前後数ページは涙なしには読めない。
読み終えたら感想文を書いてみようと思うのだが、それにしてもこの名犬ぶり。
我が家の八方美人な甘ったれ犬となぜこうも違うのか。

IMG_0816b.jpg
↑ボールを取り上げられるのを恐れ、つねに口のなかに携帯しているため余計にアハ顔に。




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  1. 2013/09/12(木) 22:35:33|
  2. 日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

タミーちゃん可愛いですね!!!

本当に元気なタミーちゃんの様子に、どれ程素敵な時間を毎日過ごしているかが、分かりますね!!!
水泳を楽しむ川?湖?も下が澄んでいて(湧水でしょうか?)、
先生やIZUMIさんがこの場所を選ばれたお気持ちが私にも十分分かります・・・。
こちらもキノコが群生しているお庭同様、ご自宅の敷地の中ですか?
それにしても原書でお読みになるナンテ、IZUMI
さんスゴイです!!!
私も学生時代はずっと推理小説に夢中で、特にエラリークイーンが大好きでした。
一度原書にチャレンジした事もありますが、辞書を片時も離せず、その上どうも抽象的な言い回しが多く、結局翻訳版に切り替えた記憶があります・・・。
是非また感想お聞かせください。
  1. 2013/09/13(金) 06:22:47 |
  2. URL |
  3. まやてつ #FCWDJ4oA
  4. [ 編集 ]

言語の壁

上の画像は、湖ですか。お近くに、こんな憩いの場所があるとは、羨ましい・・・。タミーちゃん、ご機嫌で泳いでますね。陸に上がってからも生き生きしてます。本当に良かったですね。前回のきのこのお写真、それから、タミーちゃんとハナちゃんのお写真、素敵です。ほっこりしていて、見ている方も幸せな気分になって来ます。写真は、やっぱり撮る人の性格や心の内が出ますよね。私、好きですよ、IZUMIさんの撮るお写真。秋の風景を楽しみにしています。
私も、まやてつさん同様、クリスティを原書で挑戦し無残にも敗れ去った(?)経験があります。翻訳でなく元の文章で味わえるだけの言語力が欲しいですね。IZUMIさん、凄いな~。抜粋部分読んだだけで、ぐっと来てしまいますね。私は翻訳でないと駄目ですが、図書館で探してみようかな。
最近、テレビで紹介されたので、向田邦子さんの本を再読しているのですが、エッセイを読んでいると、向田さんがIZUMIさんとだぶって仕方ないです。いつかお目に掛る機会があれば、幸せに存じます。
  1. 2013/09/13(金) 11:28:13 |
  2. URL |
  3. あき #XcHMMwdw
  4. [ 編集 ]

本日予約

図書館に『エドガー・ソーテル物語』を予約してきました。楽しみです。
  1. 2013/09/14(土) 18:53:50 |
  2. URL |
  3. ビス丸のファン #-
  4. [ 編集 ]

よい週末を・・・。

IZUMIさん、『エドガー・ソーテル物語』ようやく3分の2ほど読みました。面白いです。ハチ公が出て来てびっくりしましたよ。ハチとウエノ(教授)の話は、海外でも有名なのですね。亡くなったお父さんが出て来て語り始めた時には、あれ、これはそっち系の話だったの?とちょっと戸惑いましたが、結果的にミステリアスな雰囲気は増し、「真相」がさらに気になりました。エドガーは森の中へ・・・。この先、どうなるのでしょう?おじさんとお母さんの関係の行方も気になります。9月の朝日の「文芸時評」もちゃんと拝見していますからね。お疲れ様でした。こちらも、どことなくミステリアスな作品がチョイスされていますね。滝口さんの「寝相」の時空を超えた「一族再会」の様相や背中をタオルで拭く場面が気になります。
ところで、デ・パルマ監督の「パッション」が公開になったようですが、出来はどうなのでしょう。「ドラゴンタトゥーの女」の女優さんが出ていらっしゃいますね。近くの映画館では観られなそうで残念です。
今日も暑くなりそうですが、そちらはきっと涼しいのでしょうね。よい週末(連休)になりますよう、お祈りしています。
※追伸:昨日、東大が講義の様子を世界にネット配信している(ただし英語)というのをテレビで見たのですが、高校生の女の子が熱心にネットで勉強していて(実際東大に行って、助手のような方から分からない内容の説明を受けたり、同じネット仲間と習熟度を確認しあったり)羨ましく思いました。私もぜひ受けてみたいところですが、考えてみたら、このブログもある意味授業で、先生やIZUMIさんから色々教えていただいているような気がしました。
  1. 2013/10/12(土) 09:39:36 |
  2. URL |
  3. あき #XcHMMwdw
  4. [ 編集 ]

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