川の光日記

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信州の謎



一ヶ月ほど長野県の片隅で暮らしてみて、いろいろな発見があった。

まず、「長野」という呼称は、厳密にいうと長野盆地にしか当てはまらず、
それ以外の地域の人に対しては「信州」と呼ばないと、遠い目をされることを学んだ。

要するに、長野という県はかなり広い範囲をカバーしていて、東西南北でかなり地域差があるのだ。
そしてこの多様なる長野県は、なんと日本一の長寿県でもあるらしい。
それは暮らしているとなんとなく実感できる。
なにしろ空気も食べ物もおいしくて、高原で気候が爽やか。
地元の新聞の記事やローカルニュースも文化的で和むものが多い。

私たちはいまのところ、いわゆる「軽井沢」のイメージが強い旧軽井沢方面にはほとんど足を向けず、
もっぱら地元の中軽井沢(昔風にいうと「沓掛」)と、さらに西の追分や佐久を探索しているのだが、
このあたりは、なぜこんなところに?という場所に、いきなりすごい店がある。
畑と草原のどまんなかに、ドイツ仕込みのマニアックなハム・ソーセージ店があったり、
「シマムラ」とか「峠の茶屋」的なチェーン店が並ぶ街道筋に突然、
超モダンな内装のエッジーなパン屋さんが出現したり。

なかでも驚いたのが、我が家のすぐ近所にある「しかけ絵本専門店」。
店名は「アーネスト・ニスター」といって、これは絵本に詳しい人ならすぐにぴんとくる
19世紀イギリスのしかけ絵本(私は「飛び出す絵本」と認識していた)の大家の名前であるらしい。
この本屋、東京の代官山あたりにあるのならわかるのだが、
ロケーションは人里離れた別荘地、というか森の真ん中。
いったい顧客はどんな人達なのだろうか。
営業は8月~9月中旬、営業時間も短くて月・火・水が休みなので
よく前を通りかかるのにまだちゃんと訪れたことがない。
なんとか閉店してしまう前に一度店内を見てみたいと思っている。

IMG_0736b.jpg
↑謎めいた森の絵本店。

さらに信州でユニークなのは方言。
最近、購読している「信濃毎日新聞」に「残したい方言」というコラムを見つけた。
そこで紹介されていたのが「タークラター」という言葉。
意味は「いいかげんな人」。ほぼ全県で用いられているという。
語源はジャコウジカに似た「田蔵田」という生き物で、
「せっかく捕まえても価値がない」ことから来ているのだそうである。
いったいどんな動物かわからないが、ジャコウジカではないので麝香も取れず、
煮ても焼いてもまずいに違いない。

ううむ、まさに私のためにあるような言葉ではないか、と嬉しくなり、
これからも一介のタークラターとして肩の力を抜いて生きていく決意を新たにした次第。

さらに興味をもって調べてみたら、信州を代表する方言は「ズク」だった。
「やる気」「精気」など人間にみなぎるポジティブなエネルギーを指す言葉で、
他県にも「ズクナシ」などのマイナス表現は存在するが、信州では単独で良い意味で用いられるのが特徴。

そして信州では「ごちそうさま」の代わりに「いただきました」
「さようなら」の代わりに「おやすみなさい」が使われるのだとか。
微妙なずれ加減がちょっとシュールだ…。

9月に入って秋めいた快適な気候になってきたので、
フィールドワークでさらに信州の謎を探求していきたい。





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  1. 2013/09/02(月) 20:35:21|
  2. 日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
<<泳ぎまくる犬 | ホーム | 軽井沢ソンビ>>

コメント

まさにその通りです

そうです、なぜか長野県民は、地元の地名に誇りをもっています。
私も「あ、長野帰るんだ~」と言われると
「ううん、茅野に」「いや諏訪に」とむきになります。
さらになぜか
「長野は今までの人生で数回しかいったことないし、県庁所在地より東京の方が早く行けるんだ」とか言いますねえ。

あと、いただきました、おやすみなさいは、つい最近まで方言?だと知りませんでした。
給食のあいさつも、いただきました!でしたので。

地元の民ですら、謎な方言やいいまわしがたくさんの長野県です。

ちなみに「ずくがないな~」はお年寄りと大人が子供に対するディス用語の定番中の定番用語です。
  1. 2013/09/03(火) 12:06:06 |
  2. URL |
  3. 宮坂 #q29jRE1A
  4. [ 編集 ]

秘密なんて、なかんべー?(番組オープニングを群馬風に)

前に「秘密の県民ショー」とかいう番組がありました(今もある?)けど、長野県の秘密、というか、謎、いいですね。IZUMIさんたちも、すっかり信州に馴染まれたご様子。それ程、住み心地がよいのでしょう。私は隣県の群馬出身なのに(そう言えば、私も「いただきました」と言っていたような気がします)、たまにドライブにお邪魔した程度で、魅力を存分に堪能出来ず残念です。いや、きっと、大人になってからこそ分かる魅力もある筈ですよね。また、ゆっくり伺わせていただきます。絵本のお店も、いいですね!ご報告を楽しみにお待ちしています。飛び出すタミーちゃんとハナちゃんの絵本っていうのは、どうですか、先生!(←しつこい)。
  1. 2013/09/03(火) 18:13:02 |
  2. URL |
  3. あき #XcHMMwdw
  4. [ 編集 ]

信州、ほんとにいいですね~

宮坂さん、コメントありがとうございます。
「いただきました」は論理的に理解できるのですが、
「おやすみなさい」はやっぱり謎。
あきさんは群馬県出身だったのか~。
軽井沢は長野県の東の端っこで、すぐとなりが群馬なので、
今度はそっち方面も探検してみようかと思っています。
そのさいはいろいろ教えて下さいませ。
  1. 2013/09/04(水) 19:29:34 |
  2. URL |
  3. IZUMI #-
  4. [ 編集 ]

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