川の光日記

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私の好きな犬写真

「写真の勉強にはまず写真をたくさん見ること」とのアドバイスをコメントでいただき、
そういえば私はどんな写真が好きだったんだっけ…とふと考えた。

まずぱっと浮かんだのは、ブルース・ウェバー。

無題2

4.png

写真集『トゥルーへの手紙』より。
このほかにももっともっと良い作品がたくさん収録されているのだが、
ネットではなかなか見つけられなくて残念。

無題3

この写真集の元になったドキュメンタリー映画は2004年に日本で公開され、DVD化もされている。
犬とくにゴールデン好きで未見の方は、絶対に気に入るはずなので、ぜひ!

ブルース・ウェバーは言わずと知れた、80年代に世界を席巻したフォトグラファー。
映画監督でもあり、チェット・ベイカーを撮った『レッツ・ゲット・ロスト』などカッコいい作品が多数ある。
動物好きとしても有名で、『トゥルーへの手紙』は、ロングアイランドの海辺の家で
ウェバーがゴールデンレトリバーの軍団(映画で確認する限り少なくとも6頭いる)、
そのほか雑種犬、サモエド、猫、ゾウなどの動物ファミリーと暮らしている様子を撮ったもの。

これが実に実に、犬とくにゴールデン愛好者にとっては夢のような生活なのである。
美しい砂浜が続くプライベートビーチ、広くて開放的な家、大きなプール。
そこを犬たちが自由気ままに駆け回り、プールに何度も飛び込み、最高の笑顔を見せる。
楽園で暮らしているので、どの犬も目がキラキラ輝いて、本当に幸せそうだ。
なかには地元のサーファーと毎日サーフィンに行くのが日課の犬もいる。

ウェバーの写真は、被写体はなんであれ、いつも生命のエネルギーにあふれている。
何を撮ってもポジティブで生き生きしている。
そんな彼の写真が、ゴールデンという犬の脳天気で前向きな性格と素晴らしく相性がいいのだ。

それにしても、写真は本当に不思議だ。
レンズを通して入ってくる光を定着させるだけなのに、撮る人によってまったく違う世界が現れる。

たとえば、これも私が好きな犬写真。

kertezs.png

アンドレ・ケルテスの1928年の作品。
ここにはウェバーとはほとんど逆ベクトルの世界観がある。

ロラン・バルトは写真論『明るい部屋』でこれを参照して、
写真における「まなざし」について論じている。
「この少年は何も見ていない。
彼は自分の内部に愛と恐怖を抱え込んでいる。
それこそが“まなざし”なのだ」

う~ん、こういう写真もいいんだよなあ。
思えば私はダイアン・アーバスとかピーター・ウィトキンといった
病んだ感性をもつ写真家の作品も好物なのである。
決して写真のお手本にはならないのだけれど。

とりあえずはウェバーの写真を遠く仰ぎみる大目標として頑張ろうと思う。




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  1. 2013/06/24(月) 21:30:29|
  2. 日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

写真の映し出すもの

動物好きの方の撮った写真って、素人が見ても、ちゃんと分かりますものね。
>>撮る人によってまったく違う世界が現れる。
全くその通りだと思います。写真って、実は、その人の内面を映し出すものなのでしょうね。
写真は、本当に奥が深い・・・。修行の道は、この先も続くことでしょう。どうぞ頑張って下さい。
ただ、確かに技術を磨けば上手な写真が撮れるようになるかもしれませんが、私は、何よりIZUMIさんの感性が好きなので、いつまでも、思わず頬が弛んでしまうような、チャーミングで茶目っけたっぷりの写真を撮り続けていただきたいです。
「トゥルーへの手紙」面白そうですね。ネコ好きの私も、興味が湧きましたよ。


  1. 2013/06/25(火) 13:11:53 |
  2. URL |
  3. あき #XcHMMwdw
  4. [ 編集 ]

写真展

今、メールボックスを覗いたら、キャノンのメールマガジンの中に中村征夫さんの写真展の案内がありました。銀座会場詳細はこちら。ギャラリートークあり。
http://cweb.canon.jp/gallery/archive/nakamura-hisakata/index.html
海の生き物や海の景色って、何だか面白そうじゃないですか。(私は、キャノンの回し者ではありません(?)。)分野外だったら、すみません。(やっぱり陸の方がいいですか?)

品川会場の方は申し込めば、先着順でトークイベント(スライドショーあり)に参加出来るようです。ギャラリートークもあり。
http://cweb.canon.jp/gallery/archive/nakamura-blue/index.html
私も、行ってみたくなりました。ご興味があれば、ぜひ。
  1. 2013/06/25(火) 15:02:41 |
  2. URL |
  3. あき #XcHMMwdw
  4. [ 編集 ]

僕は。。

写真にはまるで疎いやつなんですが、今度機会があったら、東京都写真美術館に行ってみたい。。と思います。バルトやソンダクの写真論も、そのうち読んでみます。
  1. 2013/06/25(火) 21:41:43 |
  2. URL |
  3. ムルムル #5yrVOggo
  4. [ 編集 ]

トゥルーへの手紙

『トゥルーへの手紙』、さっそく購入してみました。
以前、紹介されていた『マールのドア』も、いたく感動しましたので…。
楽しみです。

雨が続き、湿気も多くて、人間もちょっと調子を崩しそうな毎日ですが、
タミーちゃんはお元気ですか。

  1. 2013/06/26(水) 18:38:13 |
  2. URL |
  3. inocco #BRwvxaDM
  4. [ 編集 ]

いろいろ感謝です!

あきさん、中村さんの水中写真は前から注目していました。
最近、すっかりキャノンの徒となっているので、その写真展、興味ありますね~。情報ありがとうございます。
私は陸だけでなく水中の生き物も好きで、前はシュノーケルでよく魚を見てました。
ムルムルさん、恵比寿の写真美術館いいですよ。時々鋭い企画をやってますよね。少し前になりますが、
畠山直哉の写真展が強烈に印象に残ってます。
inoccoさん、『トゥルーへの手紙』を見ていただいたみたいで嬉しいです!
まあ、これほど恵まれた環境で暮らせる犬はそうそういないんですけどね…
  1. 2013/06/28(金) 17:34:02 |
  2. URL |
  3. IZUMI #-
  4. [ 編集 ]

トゥルーへの手紙

映画、DVDで拝見しました。最初、裁縫をしながら片手間に見ていたのですが、やがて手は止まり、目は画面に釘付けになっていました。これ、確かに「犬」がキーワードになっていますが、もし、動物映画と勘違いして観ない方がいるなら、逆に勿体ないのでは?9.11を経たアメリカや戦争、世界情勢について、色々考えさせられる作品でした。心に刺さる、というか、えぐられた感じです。ビーチや牧場での動物たちとのシーンに平和の有り難味をしみじみと感じます(ただ、幸運な出会いや奇跡(?)もあれば悲しい別れもあり)。私も、多くの方に観ていただきたいと思いました。(ダーク・ボガードやエリザベス・テイラー(&息子さん)との会話や撮影秘話、犬にまつるわる懐かしい挿入映画などは、大いに得した気分になれた。)面白かったです。IZUMIさん、素敵な作品をご紹介いただき、ありがとうございました。
  1. 2013/07/02(火) 09:51:10 |
  2. URL |
  3. あき #XcHMMwdw
  4. [ 編集 ]

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