川の光日記

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

夫です。怒濤のような観光の一日。

さてさて。
プラハと言えば、やっぱりカフカ。
他にクンデラとかいるけど、二流のEU作家としか思っていない。
ここの人たちはリルケもチェコ人と思いたいらしいけど(今日のお昼は
『ライナー・マリア・リルケ』という名のレストランで食べたのだ)、
それはやっぱりちょっと無理でしょう。
image_20130608044522.jpg
↑プラハ城の「黄金の径」にあるこの22番地は、カフカが執筆用に借りていた家。

image_20130608044528.jpg
↑マイセロヴァ通りのこの建物の一階がカフカの生家。

私の持って来た「地球の歩き方」は2005年版という古いものなので、
この生家が記念館になっていると書いてあった。けれども、実はここはもう閉鎖され、
新しいカフカミュージアムが川の対岸に新規オープンされていたのですね。

image_20130608044730.jpg
↑で、今はこの〈カフェカフカ〉があるだけ。

自筆原稿がたくさん展示されているというその新しいカフカミュージアムには、
ぜひとも行きたいと思う。地図で見ると、カレル橋を渡ればすぐらしい。
しかし、洪水の影響でカレル橋は閉鎖されたままだ。
image_20130608044531.jpg
川の向こう岸は、つい目と鼻の先に見えている。
橋もある。
しかし、橋は当面、渡れない。
別の橋を渡ればよいわけだが、しかしそうしようとすると、
また何か別の事情でその企ても挫折しそうな気がしてならない。
ああ、それでは私は、いつまで経ってもカフカミュージアムに行けないのか。
やや‥‥そんなお話をどこかで読んだような気が‥‥?

ところで、ビアホールU Dvou Kocek(2匹の猫)は、ワンダフル!
チェコビールは、とにかくワンダフル!
ビールを飲みながら、ロラン・バルトがタンジールのバーについて書いた
すばらしい文章のことをしきりと思い出していた。
ああいう凄いことをさらりと書いていたバルトの異能に改めて感嘆する。
私は若い頃あれに感動して、『口唇論』でもそれに触れたものだったが、
結局、若い頃に凄いと思ったものへ、人間は最終的に帰ってゆくのかなあ。
還暦近くになってしまったけれど、結局これまでの生涯で、ほんとうに
私の真芯を刺した書き手というのは、バルトだけだったなあ。
私も何か、もう少しやれることがあるはず。
あと少なくとも数年、ひょっとしたらあと十数年、私に
時間が残っているというのは有難いことだなあ。
プラハのビアホールでそれでそんなことをぼんやり考えていた。
酔っ払っているので変な話になりました。
スポンサーサイト
  1. 2013/06/08(土) 05:40:30|
  2. 日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<夫です。最終日も平穏に暮れて。 | ホーム | 父恋し>>

コメント

綺麗な写真とたのしい紀行文をありがとうございます。

>ひょっとしたらあと十数年、

そ、そんなさみしいことをおっしゃらないでください、
あと二十年は余裕だと読者は勝手に思い込んでいます。。
マルケスもブラッドベリも六十代からまたひとまわり自由になったような感じがありましたし…
  1. 2013/06/08(土) 11:32:29 |
  2. URL |
  3. みえ #-
  4. [ 編集 ]

そ、そうなんですよね。。

先生は、昔からロラン・バルトを熱愛しておられて、でも僕は少しもバルトには興味が持てなくて。。随分、似たところがある。。と一方的に思い込ん居てもやはり、大きな違いがありますよね。ちなみにドゥルーズで一番好きな、というか難しくないと思う本、エッセンスだとおもう本は「プルーストとシーニュ」、セールでは「生成」、ジャンケレヴィッチでは「イロニーの精神」ですね。この二十代の頃から持っていた感想は、いまだに変わっていません。
その後のひととなると、やはりアガンベンはいいのかな? とすこし思いますけど、パウロ論とか、凄く難しそうな文体で尻込みしてしまいます。
  1. 2013/06/08(土) 14:25:14 |
  2. URL |
  3. ムルムル #5yrVOggo
  4. [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://kawanohikaridiary.blog.fc2.com/tb.php/267-eb0b8037
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

IZUMI

Author:IZUMI
賢くて優しかったハナちゃん
(2003~2013)の思い出に



『川の光2 タミーを救え!』
絶賛発売中!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

タミー (34)
ハナちゃん (21)
川の光 (48)
日記 (270)
動物の本 (17)
動物の映画 (13)
旅先の動物たち (9)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。