川の光日記

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五月の風

今日は暑さもほどほどで、乾いた風が気持ちがいい一日だった。
夫は『明治の表象空間』に註をつけるため、東大駒場の図書館へ。
タミーとハナちゃんは家でゴロゴロ。



タミーは左目の目頭のあたりが脱毛と色素沈着で歌舞伎の隈取みたいになっているけれど、
それ以外はいつもと変わりなく、風の通り道にどてっと横になって安らかに寝息をたてて昼寝している。

P1050850b.jpg

ハナちゃんは庭でごろ寝しながらも、眼光鋭く何かを考えている気配。
このところの某大阪市長の常軌を逸した発言を、猫なりにじっくり吟味しているのかもしれない。

諸々の雑事を片付けた後、ミルクティを淹れ、動物たちのピースな寝姿を眺めながら、
書庫から引っ張り出してきたスティーヴン・ジェイ・グールドの『ダーウィン以来』と、
先日フランシス・ベーコン展のショップで購入した『Interviews with Francis Bacon』を読む。
至福のひと時なり。
(なんとなく不思議な取り合わせではあるが、偶然にもダーウィンとベーコンには「徹底的な唯物論者」
という共通点があるのだった)

グールドは、ダーウィンがビーグル号に乗船していた5年の間、
ゴリゴリのキリスト教徒で「生物のデザインによる神の存在証明」がモットーの艦長と
会食し続けなければならなかったエピソードを紹介している。
その精神的苦痛たるや、ちょっと想像を絶するものがある。
艦長に対する反発によって進化論の哲学が深まっていったのではないか、とはグールドの推理。

一方、ベーコンは肉屋に行くといつも肉の美しさに魅せられると同時に
「こうして解体されて店先に並んでいるのが自分の肉でないのは驚くべきことだ」と感じるらしい。
さすがはデイヴィッド・リンチに影響を与えたアーティストである。

こうした反人間中心主義の人たちにどうしようもなく惹かれてしまうのは、
やっぱり寝深い人間嫌いの証明なのだろうか…。

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  1. 2013/05/17(金) 22:09:40|
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