川の光日記

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地下鉄サムの詩つづき

P1030005.jpg

今朝、朝刊で『川の光2』を読んでびっくり。サムの詩にはまだ続きがあった。
チッチとタータの拍手に気をよくしたサムは、さらに一篇の詩を朗誦する。
「これはですね、ぼくがかつて恋愛していたときの作品です。さ、心の準備はいいかね?」

速度、白、速度、白!
瞬間の愛、真夜中の太陽!
永遠とは、かなしい南京豆の殻
無限とは、くるおしい日時計(サンダイヤル)
光をやすやすと追い抜くぼくの愛!
黒、直角、黒、直角!
甘い甘い飴玉さん、
とってもキュートな
むちむち白イタチさん!


昨日の吉田一穂ばりの詩篇とはまた違う作風だ。
とくに最後の三行が脱力を誘う。

「きのうの詩はあんなにカッコよかったのに…“むちむち白イタチさん”って…」
「あ、その三行はサムの個人的な恋愛感情の発露なんだよ。
彼はそのデブのフェレットを心底愛していたんだねえ」
「きょうのこの詩は、いったいどこから来てるの?」
「ハンス・アルプをイメージしてみたんだけどね」
「なるほど、サムはダダイストだったのね…」
「地下鉄の住人だから、都会派の前衛詩人なわけだよ」

ハンス・アルプ(1886~1966)は前衛彫刻家・画家として有名だが、
最初は詩人として出発した。
その作風は、たとえばこんな感じ。

おやまあ虚無には底がない。
おやまあ虚無には家具がない。
だから君たちが用意おさおさ怠りない、
救急箱も役にたたない。
  (「シュネートレヘム」)

糸みたいな道化師が
糸みたいな道化師の
瘤の上によじのぼり
この糸みたいな道化師の
瘤の上に
また糸みたいな道化師がよじのぼり
以下右に同じ
  (「アメリカ」)

(以上、種村季弘『ナンセンス詩人の肖像』より抜粋)

↓本人はこんな感じ。
imagesCA3WACKE.jpg

いろんな詩人の影響を露骨に受けているものの、サムが才能豊かなフェレットなのは確かだ。
そのうちぜひ、自費で詩集を出版していただきたい。
だが、その前にチッチとタータを早いとこ、東京タワーまで案内してやってほしいものだ…。

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  1. 2012/05/25(金) 11:39:14|
  2. 川の光
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:7
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コメント

遅くなりまして・・・

IZUMIさん&あきさん先日はお心遣いありがとうございました。エイズキャリアの我が家の老猫ガンは22日午前5時50分息を引き取りました。前日の夜まで頑張って流動食を口にしてくれていましたが、午後3時頃から次第に体温も下がり始め、流動食の為口を開けさせるとどんどん口内が白くなって来ているのが分かる程。ほとんど寝ずに体を摩ったり、手を握ったりしている中、静かに逝きました。さらに食欲不振でいた1歳半猫のこうも様々な検査の結果猫伝染性腹膜炎である事が判明・・・。薬が効けば、今の症状は多少改善される様ですが、やはりそう長生きは出来ない様です。それでも昨日までは毎日点滴に通い、月曜日からは週2回程度の通院で様子を見る事になりました。勿論毎日の薬服用は欠かす事が出来ませんが、ストレスの面からもその位が良いのでは・・・と先生からアドバイスを頂きました。唯一の救いはもう一匹の老猫ちあきの口内炎がかなり良くなり、1週間で350g体重増加した点。
まだまだ心落ち着かない日々ですが、先生のお話を楽しみにしております。
  1. 2012/05/27(日) 09:34:45 |
  2. URL |
  3. まやてつ #FCWDJ4oA
  4. [ 編集 ]

ご無理なさいませんように

ガンちゃん、残念でしたね。心中お察し申し上げます。でも、お家でまやてつさんに看取られながら天国に行かれた訳ですから、お幸せだったと思います。暫くお辛いと思いますが、ご無理なさらず、ゆっくり気持ちを癒して行って下さい。前に飼っていた猫が死んだ時、ペット・ロスになりました。自分の中の何かが欠落してしまい、立って真っすぐ歩くことすらできないような状況で・・・。解決法は、結局、「時間」しかありませんでした。その時は、病院を間違えてしまい、入院させられたままになり、もう助からない状況になってから返されました。引き取りたいと言うと、先生が「死んでもいいのですか」と言うのです。毎日高価なインターフェロンを打ち続けたのに、結局苦しむ状況を伸ばしてしまっただけでした。こんなことなら、病院なんて連れていかず、自分たちで観取ってあげれば良かったと後悔しました。ガンちゃん、きっと、そばでまやてつさんのことを見守ってくれていると思います。他の猫ちゃんたちが、早く元気になりますよう、心からお祈りしています。
  1. 2012/05/27(日) 10:02:08 |
  2. URL |
  3. あき #XcHMMwdw
  4. [ 編集 ]

お悔み申し上げます

まやてつさん、ガンちゃんは本当に残念でしたね。以前飼っていたミケのことをつい思い出してしまい、他人事とは思えません。でも、あきさんもおっしゃる通り、まやてつさんに看取られて、とても幸せな猫さんだったのではないでしょうか。
それにしても犬や猫は、なぜ私たちを追い越して老いて死んでしまうんでしょうね…。
  1. 2012/05/27(日) 10:40:44 |
  2. URL |
  3. IZUMI #-
  4. [ 編集 ]

まやてつ様

この場をおかりして、お悔やみ申し上げます。
ガンちゃんのご冥福と、まやてつさんの心が少しづつでも癒されますよう、祈っています。
お体を大切に こうちゃん、ちあきちゃんとの時間を大切にお過ごしください。
  1. 2012/05/28(月) 12:22:37 |
  2. URL |
  3. 鈴木まゆこ #-
  4. [ 編集 ]

ガンちゃん、まやてつ様お疲れ様でした。

ガンちゃんのご冥福を心からお祈りいたします。まやてつ様看病本当にお疲れ様でした。痛みや苦しみからやっと解放されたガンちゃんがあちらで飛び回っていることを切に願います。
今はハムスター飼い主ですが、結婚前は17匹の猫と暮らしていました。最後は実母の死を追いかけるように20歳、17歳、17歳、15歳、14歳の猫達、私の弟妹みたいに育った子達は旅立つてしまいました。。お骨は両親と共に眠っています。
両親、猫達を失った心の穴は大きくて…ハムスターがいなかったら、心が潰れていたかもしれません。まやてつ様の心が
一日も早く癒されますように……。
  1. 2012/05/29(火) 08:36:54 |
  2. URL |
  3. らんくす #-
  4. [ 編集 ]

本当にありがとうございました!!!

まゆこさん・らんくすさんありがとうございました。それからもちろんIZUMIさん・あきさんもありがとうございました。がんは2年前我が家に来た時にはすでにエイズを発症し、ヨダレを24時間流し、痩せこけ、まるでボロ雑巾の様な猫でした。傍に来るだけで臭く、家族に反対されながらも「そんなに長く生きないから・・・」と言ってなんとか受け入れてもらった手前、家族の前では泣く事も出来ませんでした。それが皆さんの温かいメッセージを読ませて頂いていると声を上げ泣いてしまいました。正直臭いがんが傍に来て甘えると面倒だな~と思った事もありましたが、いざその姿が見えなくなると不思議にあの子が傍にいた時間が懐かしくなります。
それでも今は悲しみを封印し、こうの治療に専念です。伝染性腹膜炎は本来胃腸炎を起こすコロナウイルスが突然変異でこの病気を起こさせる、ほんの僅かな子にしか起こらない病気でまだ何故変異するかも分かっていない、その為治療も難しい様です。週2回で様子を見る予定がやはり心配で毎日病院に通う日々です。皆さんの応援を頂き、こうが元気になってくれる事を今はただただ願っております。
  1. 2012/05/29(火) 16:28:59 |
  2. URL |
  3. まやてつ #FCWDJ4oA
  4. [ 編集 ]

まやてつさんへ

以前私も2匹、伝染性腹膜炎で亡くしました。
家にいる時期が異なっていたにも拘らず、それぞれ感染、発症し亡くなってしまいました。
2匹とも、とても心の優しい子達でした。

でも、菌に感染しても 薬が効いて、10年以上元気に生きた猫も知っています。
まやてつさんのこうちゃんも薬が効き元気に回復されることを
心から祈っています。
  1. 2012/05/30(水) 12:27:34 |
  2. URL |
  3. 鈴木まゆこ #-
  4. [ 編集 ]

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