川の光日記

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今年一年、ありがとうございました



2014年2月25日に刊行予定の『川の光2』の最終版のゲラが届いた。
連載時に掲載されて好評だったイラストが随所に盛り込まれているだけでなく、
救出チームの足跡をたどる東京のイラストマップが折込みで挿入され、
巻頭には「この物語に登場する動物たち」という見開きも設けられている。

この夏から秋にかけて、夫が自分で書いた物語に自分で涙しながら手を入れた入魂のゲラ。
かなり加筆されているので、読み応え充分!のはず。お楽しみに。

IMG_2147b.jpg

そして、いろんなことがあったこの一年間、このブログを読んでいただいたみなさま、
温かいコメントを寄せてくださったみなさま、本当にありがとうございました。

タミーの鼻腔腫瘍が発覚し、軽井沢の家に引っ越し、ハナちゃんが突然死んでしまい、タミーが奇蹟的に回復…
予想もしなかった出来事の数々に翻弄された一年でした。
読売新聞の連載が終了してからも、こんな日々がわたしたちを待ち受けていたとは。
『川の光2』が本になろうとしているいま、いろんな思いがどっと押し寄せてきます。

人間はほんのささいなことで悲しみのなかに突き落とされるけれど、
一度も会ったことがないひとの優しい一言で信じられないほど慰撫されるし、
時間の経過とともに、いつのまにか元気になったりもする、ということを知りました。
そして手を尽くしてやれるだけのことをやれば、なんとか光が見えてくるということも。

来年はもう少し穏やかで、心が落ち着く一年になればいいなあ、と思っています。

みなさまも、どうか、いいお年を!

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  1. 2013/12/30(月) 17:04:34|
  2. 日記
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犬の伊勢参り



大掃除をしていると、「お正月用に」と自分に言い訳してアマゾンで衝動買いした本が無性に気になってきて、
「ちょっと休憩がてら、ぱらっとめくってみよう…」と手に取ってそのまま読み始め、掃除がちっともはかどらない、
という事態が往々にして発生する。

そのようにして、この忙しいなか、あっという間に読了してしまったこの一冊。しかし今年は20年に一度の
伊勢神宮の式年遷宮の年でもあったわけだから、年内に読めてよかった(…と再び自分に言い訳)。

タイトルに惹かれて入手し、日本美術における犬の図像学のようなものだろうと勝手に思い込んでいたのだが、
読んでみたらなんと、江戸時代に本当に伊勢参りをした犬がいた!という驚愕の内容だった。

明和八年(1771年)。赤白ぶちの犬がどこからともなく伊勢神宮に姿を現し、
本宮前の広場で平伏し、礼拝する格好をした。
宮人たちはその様子にただならぬものを感じ、お札を首につけてやったところ、ぶち犬は続いて内宮に直行し、
そこでも同じように平伏、礼拝。その後、山城国の飼い主の元に帰っていった。
家にたどり着いたときには、道すがら与えた人が何人もいたらしく、ひもに通した小銭を数百も首に巻いていた。

平伏して礼拝…まあ単に「伏せ」をしただけ、という気もするけれど、
これ以後約100年にわたって、同じように単独で伊勢参りをする犬の目撃談が、数多く残されているのだそうである。

背景にあったのは、庶民が突然、仕事や家族を放り出して伊勢神宮参拝を始める
「お蔭参り」という江戸時代特有の現象。
人々が伊勢に押し寄せるなか、犬が人間と一緒に移動しても不思議はない、と著者は推測する。
もちろん犬に信仰心があったわけではなく、その姿を伊勢参りに見立てたのは人間なのだが。

江戸時代、犬の多くは「里犬」と呼ばれ、特定の飼い主がいる犬はまれで、
長屋の軒下、藪の中、神社の境内などをねぐらにしながら、近所の人たちに食べ物をもらったり、
ほっつき歩いて自分で餌を探したりして生きていた。
いろんな人たちに面倒を見てもらいながら長距離を移動する犬も少なくなかった。

だが、明治になって人と犬の関係が近代化し、「飼い犬」と「野良犬」に区分されるようになってから、
この愉快な犬の伊勢参りは、ぱたりと途絶えてしまったらしい。

ふと、何年か前に南イタリアの海辺の町で、ふらっとわたしたちの前に現れ、
数メートル前方を先導するようにしばらく散歩に付き合ってくれた雑種犬を思い出した。

日本にも旅する自由犬がいたら楽しいのに。
あるいは『川の光 伊勢参り編』なんてどうだろうか。
しかし伊勢参りに似合うのはなんといっても和犬。
ジャーマンシェパードやウェストハイランドテリアは、なんとなく伊勢神宮にはフィットしない気がする。

↓サンタ帽をかぶってウトウトする我が家の洋犬も、伊勢参りにはあんまり関心がなさそう…。

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  1. 2013/12/25(水) 18:33:51|
  2. 動物の本
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ハナちゃん恋し



大掃除が遅々として進まない。
ふと手を止めて考える。
自分の人生にはいま、圧倒的に猫成分が不足しているのではないか。

猫成分…それは、
本当はまっすぐある地点に向かいたいくせにわざと迂回し、
みんなと一緒にいれば楽しいのに、少し離れたカウンターの上で香箱をつくって目を細め、
箱があるとどんなに狭くてもとりあえず入ってみる、
そんなちょっと面倒くさい生き方、およびそれにまつわる微妙なニュアンスをさす。

要するに、ハナちゃんが恋しい。
つやつやした黒い毛並みを、もういちど頭のてっぺんから尾っぽまでさあ~っと撫でたい。
耳の後ろの白髪を見て、ハナちゃんも歳をとったね、と話しかけたい。
ハナちゃんはきっと、面倒臭そうに尾っぽをパタパタするだけだろうけど…。
  1. 2013/12/23(月) 01:53:20|
  2. 日記
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タミーチョコ



いつもタミー関係のレアなグッズをプレゼントしてくれるAさんが、
タミーの写真入りのあまりにもかわいいメリークリスマスチョコを送ってくださった。

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むむむ?と興味深げに見つめるタミー。
しかし残念ながら、味見はできないのだった…。

IMG_2135b.jpg

なつかしいミルクチョコの味。
もったいないので大切に少しずついただこうと思う。

それにしても、酷寒の軽井沢から脱出したと思ったら、
東京もそれなりに寒いやないかい!(怒)
寒さと引き揚げの疲れと環境の変化でしばらく体調を崩し気味だったが、本日、ようやく復活。
これから体勢を立て直し、大掃除にかかる。

そして気が付けば今年も残すところあと10日。
いや本当に今年は大変な一年だったなあ…。

  1. 2013/12/20(金) 10:17:06|
  2. 日記
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帰京



12月も半ばを迎えて、寒さの質が違ってきた。
なんというか、骨に沁みる感じの冷え方なのだ。
夜の間に降る雪が地面をカチカチに固めてしまい、
散歩のときに足元が滑ってけっこう危険である。
タミーは爪つきの四輪駆動なので、ほいほいどこにでも駆けていくのだが…
このまま軽井沢に止まるなら、車のタイヤも冬用に替えなければならない。
13日夜のふたご座流星群は結局、雪雲が空を覆っていて、観測や撮影は叶わず。

そんなわけで、いよいよ東京に引き上げることになった。
しかし、寒冷地の家を畳むのはなにかと手間がかかる。
まず、留守中の凍結防止のために「水抜き」という作業をしなければならない。
これが非常に複雑で、最初は業者さんにやり方を見せてもらう。
次回からひとりでやれるように、夫はiPad miniですべての行程の動画を撮影。
タミーも一連の作業を興味津々で見守っていた(ちょっとだけ邪魔だった)。

さらに、湿気対策のために、カビそうなものはできるかぎり車に積み、
持ち帰れないマットなどの大物は一か所にまとめて、乾燥剤で包囲する。
整理整頓、最後の掃除、荷造りを終えたら、もう夕方になっていた。
荷物を積みこんだ車には、タミーが「伏せ」をするだけのスペースしか残っていない。

とはいえ元栓を閉めてしまってもう水も出ないので、とにかく東京へ向けて出発する。
途中、関越道で、サンクロースの扮装をしてバイクで爆走する男性を目撃。
それともあれは疲れのあまり見えた幻覚だったのだろうか。
夜9時、吉祥寺に到着。

さて、これからしばらく、また東京暮らしが始まる。
来年4月末の検査をクリアできるよう、タミーが元気で過ごせるといいのだけれど…。

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  1. 2013/12/16(月) 12:50:58|
  2. 日記
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星空を見ていろいろ考える



昨日の朝、ついに初雪が降った。
もっとも、ほんの30分ほどで晴天に変わる、いつもの気まぐれな山の天気ではあった。
軽井沢の雪はだいたいこんな感じで、積もらない代わりに、一度降るといつまでも溶けない、と聞いた。

このところまた、ハナちゃんのいろんな姿を思い出しては突然悲しみに襲われることが多くなった。
不思議なことに、月の満ち欠けと同じく、悲しみにも一定の周期があるようなのだ。

悲劇は必ず「〇〇さえしていなければ」というスタイルで語られる、
と言ったのはヴィトゲンシュタインだっただろうか。
たしかに、悲しみの発作が起きている間は、どうしても思考がそういう形式になってしまう。

なるべく太陽光線を浴び、散歩で体を動かして、鬱な気分を追い払うように努めているのだが、
最近、悲しみを軽減する新たな有効手段を発見した。

それは、星空を眺めて、宇宙について考えること。
なにしろここは人里離れた山の中で標高が高いから、晴れた夜には満天の星になる。
しかしもったいないないことに、私に見分けがつくのはオリオン座くらい。
思い立って、中軽井沢図書館で星および宇宙についてにわか勉強した。

オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンが形作る「冬の大三角形」。
プレアデス星団、そしてオリオン座の三星ベルトの下で輝く巨大星雲、M42。
ベテルギウスは地球から六百数十光年の距離に位置する赤色超巨星で、
近いうちに超新星爆発を起こすかもしれないと言われている…。

『星と惑星の写真図鑑』という本を借り出して、「宇宙」についての説明を読む。

「宇宙とは、存在するすべての物、
つまりすべての物質、空間、時間を指す。
宇宙はどこまでも続き、私たちの周囲から四方八方へ、
少なくとも1000億光年のかなたまで広がっている」

なんだかこういう記述を読んでいると奇妙に心が落ち着く。

少なくとも1000億光年のかなたまで広がっている宇宙に存在する
数えきれないほどの銀河のひとつに過ぎないわたしたちの銀河系に
1000億個以上ある恒星のひとつが太陽で、その太陽から偶然にも程よい距離にあったのが地球で、
しかし50億年もすれば太陽は高温になり、地球上の生命は否応なくすべて絶滅してしまう。
人間も猫も犬も、ガスと塵からたまたま誕生した生命にすぎず、やがてまたガスと塵に還るのだ。

不思議だなあ、と赤くチカチカまたたくベテルギウスを眺めながら思う。

ところで私の次なる課題は、星空の撮影である。
調べたら、やはり三脚がないと難しいようだ。
明後日の13日は奇しくも「双子座流星群」が見られるらしいので(もし晴れていれば、だが)
急遽、三脚を購入することを検討中。
まあ、いずれは買おうと思っていたので。

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宇宙の片隅で、タミーは今日もおとうさんといっしょ。

  1. 2013/12/11(水) 23:45:45|
  2. 川の光
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シャイニング

夫が東京から戻り、再びタミーと3人の山小屋暮らしが始まった。

今年の信州の冬は比較的あたたかいという予想ではあるが、
ひよわな東京人のわたしたちには結構こたえる。
4時半ともなるとあたりは薄闇に包まれ、足元からひたひたと冷気が上ってくる。
庭は毎朝、真っ白に凍りつき、以前は8時頃には消えていた霜が、最近は一日中溶けなくなってきた。

家の中は二重サッシで気密性が高いので、室内にいれば問題なく過ごせる。
しかし、周囲には人の影はなく、車がなければ買い物もままならない状況。
夫は書斎にこもってノートパソコンに何かを一心不乱に打ち込んでいる。

この状況、いつかどこかで見たような気が…。
そう、まるで『シャイニング』ではないかこれは。

スタンリー・キューブリックが監督した映画版のほうがいまや有名かもしれない
スティーブン・キングのこの代表作では、主人公のジャック、その妻と息子は、
管理人一家として冬季で休業中のリゾートホテルに滞在することになる。
雪に閉ざされたホテルで、ジャックは管理業務のかたわら小説の執筆にいそしむ。
だが過去のいまわしい記憶を秘めた、途方もなく呪われたホテルの影響で、
彼はしだいに正気を失っていく…

この小説にはいくつも恐ろしい場面があるが、なかでも強烈な印象を残すのが、
だんだん目つきが尋常でなくなってきた夫が夢中でタイプした原稿の山を妻がふと見ると
“All Work and No Play Make Jack a Dull Boy”という文言だけが
ひたすら繰り返されていた…という展開である。
「仕事ばかりで気晴らしがないとジャックは退屈」というこのフレーズがまた実に怖い。

いや、まさかね…ははは…(←こわくて何を書いているか見てみる勇気が出ない)

しかしタミーはこの状況にまったく何の不安も感じておらず、
今日もお腹丸出し、半分白目、上唇をビローンと垂れ下がらせた無防備な体勢で熟睡するのだった。



↓下あご側からの画像。

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  1. 2013/12/09(月) 22:22:58|
  2. 日記
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タミーといっしょ

独身生活3日目。
とはいえタミーが一緒なので、完全な独身者とはいえない。
朝もきっちり6時半に起こされる。
郵便ポストに新聞を取りに行きがてら、タミーと庭でひと遊び。

信濃毎日新聞の一面で取り上げられているのは、特定秘密法案の強行採決。
ああ、ハナちゃんが生きていたら、こんな横暴は決して許さなかったはずなのだが。
そして、現在のような事態を避けるためにも、この前の選挙で新党「猫の生活が第一」に
投票すべきだったと力説したのではないか。
新聞のうえにねそべって浸透圧で読んでいたハナちゃんの姿を思い出して、また少し悲しくなる。

9時近くになると陽が差して暖かくなるので、朝の散歩に出る。
本日は私が「滝の道」と呼んでいる川沿いのルート。



イガグリの季節が終わってしまったいま、タミーのマイブームは枝の解体。

IMG_2037b.jpg

帰宅後、掃除洗濯、メールのチェックなど。
最近ようやく軽井沢の家でも音楽が聴けるようになったので、
タミー好みのCDをあれこれかける。

タミーは柔らかい音色とゆったりしたリズムの「ぽよぽよした曲」が好きだ。
具体的には、ジョアン・ジルベルトやデオダードなどのブラジル音楽。
ジョビンの『TIDE』や、ビル・エヴァンスが珍しく電子ピアノを弾いている
『From left to right』というアルバムなどもお気に入り。

すっかり気持ちよくなって寝てしまった犬の横で読書。
これはこれで、なかなか優雅な一日といえるのかもしれない…




  1. 2013/12/06(金) 21:48:42|
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師走の軽井沢



もとは宣教師が開拓しただけあって、教会が多い軽井沢。
犬の散歩コースの途中にある軽井沢高原教会でも、クリスマスを控えてイルミネーションが始まった。
この教会ではシーズン中はひっきりなしに結婚式がとり行われていて、
結婚といえば台東区役所に書類を出しに行った記憶しかない私は、
いつも可憐なウェデイングドレス姿の花嫁を眩しく眺めていたものだが、
さすがにこの季節ともなると挙式する人はおらず、教会はクリスマス一色にシフトしている。

夫は今日から私とタミーを置いて4日ほど東京へ。

「師走の東京の雑踏を、どうか思う存分に楽しんできてね…」
「いや、だから、たった4日じゃないの! すぐに帰るってば!」
「帰ってきたら、私とタミーは『フランダースの犬』みたいに、
重なりあって眠るように息をひきとっているかもしれないね…」
「あの少年とパトラッシュは、可哀想に食べるものがなくて死んじゃったの!
きみはさっきツルヤで、山ほど食料を買いだめしたでしょうが!」

まあたしかにそのとおり。
そして大きな声では言えないが、たまにシングルになるのはそれはそれなりに解放感が…

そしてタミーは、クリスマスとかイルミネーションにはほとんど関心がないので、
ひたすら枯れた芝生で転げまわって楽しむのだった…

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転げまわりは楽しいよ!

  1. 2013/12/04(水) 18:24:40|
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セゾン現代美術館



そろそろ今シーズンは閉館し、リニューアルのため来年の夏までクローズすると聞いたので、
前から一度訪れたいと思っていた、セゾン現代美術館に出かけた。

この美術館は我が家から車で5分、徒歩でも約20分。
千ヶ滝西区の北のはずれ、背後に浅間山を望む絶好のロケーションにある。

IMG_2001b.jpg

清流を取り込み、イサム・ノグチなどの作品が配置された広大な庭がすばらしい。

しかし、堤清二氏逝去の報を受けてセゾン文化を懐かしむ人が押しかける…という事態はまったく起きておらず、
広い館内を回っているのは私ひとり。貸し切り状態でジャスパー・ジョーンズ、マーク・ロスコ、ミロ、
カンディンスキーなどの豪華な収蔵作品を見て回った。

なかでも懐かしかったのは、アンゼルム・キーファー。
93年に池袋のセゾン美術館(99年に閉館)で開催された大規模な個展を見たときの記憶が突然よみがえってきた。

私の実家は中野区で、最寄りの駅は西武新宿線。
長年にわたって毎日西武線に乗り、高田馬場で下車し、戸塚にある女子校まで歩いて通学していた。
セゾン文化華やかかりし時代に20代~30代を過ごしたので、パルコやセゾン美術館、
美術書のアールヴィヴァン、六本木WAVEのシネヴィヴァンなどにはずいぶんお世話になった。
そしていまいる軽井沢の千ヶ滝別荘地も、大正時代に堤康次郎(清二氏の父)が開発した西武の地所。
我が家のすぐ近くには西武の管理事務所があるし、走っているバスにもライオンのマークがついている。

戦中戦後のどさくさに紛れて皇族の土地を買い占め、私鉄で都心と結び、大衆消費文化をリードした西武の戦略を
『ミカドの肖像』という本で分析したのは、いまや評判が地に堕ちてしまった都知事だが、
こうして振り返ると、自分こそまさにそんな西武の戦略に乗せられてきた大衆の一員であることがわかり、
なんとはなしに複雑な心境…。

そういえば堤清二氏にも、一度だけ仕事で取材させていただいたことがある。
『父の肖像』が野間文芸賞を受賞したときで、なぜか『国家の罠』の佐藤優氏の話で盛り上がった記憶がある。
70代後半でいらしたはずだが、好奇心で目をキラキラさせ、かつ非常にジェントルな雰囲気の方だった。

あ~しかし、自分がこんなに歳をとってしまい、中身は30年前とほとんど変わっていないなんて
そんな日がくるとは思わなかったな~、などとむなしい感慨にふけりながら帰宅。

するとそこには、薄目をあけて完全に出来上がった犬が一匹…

IMG_2040b.jpg


  1. 2013/12/02(月) 18:39:09|
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プロフィール

IZUMI

Author:IZUMI
賢くて優しかったハナちゃん
(2003~2013)の思い出に



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