川の光日記

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犬に注射する



朝の散歩を兼ねて、タミーと西荻窪へ。
西荻動物病院で、丸山ワクチン投与のため、犬注射のレクチャーを受けるのだ。

この病院は我が家からゆっくり歩いて20分ほど。若い看護師がきびきびと立ち働き、
先生は見るからに優しそうで、なんだかとてもいい雰囲気である。
タミーは待合室ではいつものようにはしゃいでいるが、診察室で診察台を見てちょっと焦ったようで、
緊張のあまり、舌が横からべろんと出てしまった。
このところ、いろんな病院を連れ回しているから、ちょっと病院疲れしているのかもしれない。ごめんね。

丸山ワクチンには濃度が異なるAとBの2種類があり、これを交互に一日おきに投与していく。
皮下注射で、血管を探し出したりする高度な技術は必要ないらしいので、ちょっと安心。

まず先生が、生理食塩水を使ってお手本を見せてくれる。

①親指を使ってアンプルを折り
②注射器に針を装着し(毎回使い捨て)
③アンプルから注射器にワクチンを注入
④指3本で犬の背中の皮をつまみ、筋肉に届かないように脂肪層に針を挿入
⑤血液や空気が混入していないことを確認して注射

先生はこの一連の動作を流れるように難なくやってのけるわけだが、
自分がやるとなるとなかなか難しそうだ。
考えてみればこれまでの人生、ヒトにも動物にも自分にも注射したことがない。

「とりあえずアンプルを折ってみてください」と言われ、おそるおそるトライしたら、
折れ口がギザギザになり、見事に右手の人差し指に小さな切り傷を作ってしまった。
「あ~」という嘆息とともに、見守っていた先生と夫の目に「だめだこりゃ…」的な失望感が広がる。
先生に傷口を消毒し絆創膏を貼ってもらって、めげずに注射。こちらはなんとか支障なくやりとげる。
タミーはほとんど反応しなかったので、あまり痛くはなかったみたい。

明後日、もう一度先生の前で注射を実演し、
ちゃんとできているかどうか確認してもらう予定。何事も勉強だ…。

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  1. 2013/03/30(土) 18:04:54|
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夫の日記その4(2013・3・28)




MRIとCTの診断、告知、放射線治療の開始と、あわただしい日々だったが、ふと冷静になってみると、
このかん、タミーの様子はこれまでとまったく変わっていない。
いつものように元気いっぱいだ。ごはんかな、散歩かなと感づくと(これがタミーの二大イベント)、
大はしゃぎをして跳ね回りはじめる。これまでずっとそうだったように、
タミーはいつも「生きる歓び」に満ち溢れている。
そのあたり、わたしたちの文章が3月21日以降、とつぜん悲愴になってしまったので、
これを読んでくださっている皆さんにやや誤ったイメージを与え、
過剰に心配をおかけしすぎているかもしれません。申し訳ございません。

タミーの今のガンは、1〜4の4ステージのうちの第1ステージにすぎず
(第4ステージが末期状態ということになる)、まだ骨にはまったく触れていない。
気道も確保され、すうすう穏やかに息をしている(今後、放射線で壊れたガン細胞が排出され、
鼻づまりを起こすかもしれないという話だが)。
東大の西村先生は、今のところ痛みはまったくないはず、ちょっと鼻がムズムズするくらいでしょうと
おっしゃっていた。しかし、くしゃみもほとんどしないし、わたしの見るところ
ムズムズ感さえないのではないか。
つまり、当面、ガンはタミーのQOLをまったく侵していないということだ。
そして、どれほど効くかはまだまったくわからない放射線治療だけれど、とにかくそれが、
事態を一時的には──あくまで「一時的には」だが──さらにいっそう、改善してくれるはずだ。

だとすれば、たとえ最悪のシナリオで考えるにせよ、「少なくとも」これから半年くらいは、
元気いっぱいのタミーと暮らせるだろう、とわたしは思う。勝手な思い込みかもしれないが、
そう考えている。1年、と言いたいところだが、むなしい希望は持つまい。
その半年の後、何が起きるかは、今はできるだけ考えないことにしよう。

これからの半年。
それがわたしの人生のいちばん大事な時間になる。わたしは、これからの半年を、大事に大事に生きようと思う。
タミーと家内とハナちゃんとともに、一日一日の平穏を大事にいつくしみながら、ゆっくりゆっくり呼吸しつつ、
丁寧なうえにも丁寧に生きようと思う(それは結局は単に、ふだん通りにしているということなのだが)。
平凡な日常に流れるおだやかな時間ほど、有難いものはないのだから。

幸い、今軽井沢に建てている小さな家が7月末にはできる。タミーのために建てることにした家だ。
タミーはそこで、少なくともひと夏だけは元気に過ごすことができる。できたら、ふた夏、あるいは幾夏も……
と考えたいところだが、これも、先のことは考えないようにしよう。
おたおたと取り乱して、悲壮感とともに右往左往するといったことはしまい。
悲観してうちひしがれるといったこともしまい。少なくともタミーの前ではそんな顔を見せまい。

ちょっと退屈な、平穏な日々というものが、人生の最高の幸福なのだということを、わたしたちは今回、
骨の髄まで思い知らされた(こんな物言い自体が陳腐な紋切り型であることは、重々承知しているが、
真理はもっとも平凡なもののなかにしかないのだから仕方がない)。
そして、それが少なくともあと半年は続く。有難いことではないか。
それを目いっぱい享受させてもらうことにしよう。
その半年間も、さらにその先も、悲痛な顔でタミーの体を抱きしめて、
「かわいそうに、かわいそうに」とつぶやいたりなんかぜったいしないぞ。
明るい笑顔を向けて、えらいなあ、おまえは勇気があるなあと、ただ褒めてやるのだ。
抱きしめて号泣するのは、息絶えた後の遺骸に対してだけだ。
(松浦寿輝)
  1. 2013/03/28(木) 20:57:58|
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一回目の放射線治療



景気づけに、若いころのタミーの写真を探し出してアップしてみた。
これを撮影したのは2007年7月。タミーは2005年11月生まれだから、まだ2歳になっていない。
人間でいえばティーンエイジャー。本当にゴールデン?というくらい、被毛も短かかった。
タミーはこのとき、山中湖の犬ペンションに泊まって広いドッグランを駆け回り、生まれて初めてプールに入った。
最初に水に浸かったときはびっくりしたらしく、および腰でアワアワしていたが、
やがて不器用な犬かきで泳ぎ出して、私たちはそのちょっと情けない姿に大笑いした。
何もかもが楽しかった6年前の夏。

今日は、いよいよ放射線治療の第一回目。
午前11時に日獣医療センターに行き、タミーを預ける。
すでに綿密な治療計画が立てられ、担当医の背後に緊張した面持ちの若いスタッフが待機している。
タミーは大勢の人に囲まれて興奮気味。

予想される副作用――左目のドライアイ、照射部分の脱毛、色素沈着。
毛はまた生えてくるが、毛の質や色が変わる可能性があり、左目はずっと点眼を続けていくことになる。

すべて、すでに了解済みのことではあったけれど、説明を受けているうちに、
ああ可哀想に、との思いがどうしようもなくこみあげてきて、不覚にも涙がにじむ。
夫とふたり、医療センター近くのイトーヨーカドー1階のドトールで引き取りの時間まで待機する。
一週間前、MRI検査のためにタミーを預けた帰りも、ここで落ち着かない時間を過ごしたのだった。

一時間半後、再び対面したタミーは元気でピンピンしている。
私は待合室に置いてあった丸山ワクチンのパンフレットを読んで、急遽、このワクチンを試してみることを決意。
担当の先生に説明を受けるために私だけ残り、夫には、昨晩から絶食し朝6時以降水を飲んでいないタミーを
一足先に連れて帰ってもらうことになった。

丸山ワクチンの犬での治験は始まったばかりで、まだ100頭ほどの例しかないという。
しかし、とにかく副作用がなく、放射線治療との併用も推奨されているし、痛み止めの効果もあり、
なおかつ注射の練習をすれば自宅でも続けられるというのだから、試してみない手はない。
料金も、1クール40回9450円と、拍子抜けするほど安い。
正式に認可されていないため、「治験協力費」という扱いになるので、これほど廉価なのかもしれない。

自宅近くの西荻動物病院が丸山ワクチンを積極的に取り入れていて、
注射の仕方などの指導をしてくれるというので、とりあえず1クール分を持ち帰ることに。
この前セカンドオピニオンでお世話になった東京医療センターの先生によると、
「犬の注射は脇をぐっとしめて、ヤクザがドスで相手を刺すような感じで一気に“やっ”と行くのがこつ」だそう。
私にできるのだろうか…若干の不安が…しかしやるっきゃない。やるっきゃないのだ。


★夫の日記その4(2013・3・27)
放射線治療で、タミーのガンは
1)小さくなるかもしれない(→有難い!)
2)無反応のままかもしれない(→ガックリ……)
3)完全に消えるかもしれない(→バンバンザーイ!!!)
わからない。
まだ何もわからない。
かりに、多少は小さくなるとしよう。小さくなったそれを、今後、タミーの強靭な
生命力で、やっけつけていけるかもしれない。そのためにタミーの免疫力を高めるべく、
わたしたちは今後、ありとあらゆる試みをするつもりだ。丸山ワクチンなども含めて。
しかし、駄目かもしれない。ある時点以降、ガンはまた膨張しはじめるかもしれない。
今は何も言えないし、こんなことを考えていてもしょうがないことはわかっている。
しかし考えずにはいられない。
日本獣医大の澤田先生がおっしゃったのは、放置すれば余命1年。放射線治療すれば
1年半から2年、ということだ。ただしこれは平均値で言っているだけで、
先生の経験では4年くらい生き延びた犬もいるという。「それならふつうの寿命と同じ
ということになるじゃないですか」とおっしゃるのだ。
うーん……。
わたしは、タミーにせめて、あと2年7か月は生きていてほしいと思う。2015年
11月5日に、タミーは満10歳の誕生日を迎えるからだ。
こんな数字はむろん、無意味と言えば無意味に違いない(とくにタミー自身にとっては)。
でも、わたしたちが頑張るためのよすがのようなものにはなる。
もし10歳になれたら、もちろん、何とか11歳まで、12歳まで……生きてほしい。
(松浦寿輝)
  1. 2013/03/27(水) 19:34:03|
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いよいよ治療開始



風が強くて寒いけれど、気持ちのいい快晴。

タミーは朝からニコニコしている。
思うに、犬の気分は、ほぼ確実に人間の気分とシンクロしている。
私たちが嬉しいときは、タミーもその空気を敏感に読みとって嬉しくなるらしい。
だから私たちも犬を見習って、悲観したり恐れたりするのはやめて、
「いま・ここ」を楽しくすることに集中すべきなのだ。きっとそうなのだ。

本日のタミーの食事は、ドライフードに鶏ささみのボイル、
かぶとアレッタ(ケールとブロッコリを掛け合わせた野菜)を鶏スープで茹でて刻んだもの、
亜麻仁油、すりゴマ、各種サプリメント。夜食にはまたステーキを焼いてあげるつもり。

午後、日獣医の担当の先生より電話。
すぐに放射線治療を始めるのなら、明27日に予約が取れそうだというので、
急遽、明日の11時に第一回の治療を受けることになった。
MRI健診から一週間足らずで治療に入るという早ワザをラッキーにも実現してしまった。

P1050599b.jpg
↑大澤真幸さんがタミーを心配してプレゼントしてくださった素敵な寄せ植えの籠。
その下でうつ伏せにバッタリ倒れているのはタミーが好きなおもちゃの「トラ吉」。


★夫の日記その3(2013・3・26)
セカンド・オピニオンを求めて行った東大動物医療センターの西村亮平先生は、
実にすばらしいお医者さんだった。彼の話に、わたしたちはほんとうに勇気づけられた。
西村先生は50歳くらいか。何一つ、てらいがない、演出がない、
オーバーアクションがない。こちらの心を直接攻撃しないような小声で
(自分の発する言葉の内容が患者にとって攻撃的に響くことが「ありうる」、
ということに自覚的でない医者が多いように思う)、静かに話される。
すべての言葉がクリスタル・クリアで、論理的で、筋道が通っている。
こちらが何か質問するとまず大きく一つ頷いて、質問を理解したことを示され、
一瞬、間を置いて考えをまとめると、「それは──」とまず簡潔に結論を言う。
次いで、「というのは──」「なぜなら──」とその理由を言う。
話は隅々まで明快で、すとんと腑に落ちる。
お医者さんに必要なものが、知識だったり技術だったりするのは当然だが、
ひょっとしたらそれ以上にコミュニケーション能力なのではないか。

しかしそれにしても、この3月は参ったな。
まず、12日に梅本洋一が急逝した。映画批評家の梅本は30数年来の友人だった。
心の温かな、すばらしい男だった。何と享年60だ。早すぎるじゃないか、梅ちゃん。
梅本はよく響く深々としたバリトンの声を持っている男だった。それは今、ネットで聞けます。
良かったらぜひ聞いてやってください。
http://www.nhk.or.jp/gogaku/french/kouza/
このフランス語講座応用編の最終回を録音し終えた後、スタッフとの打ち上げの
飲み会の席上で、とつぜん胸を押さえて倒れ、そのまま心拍停止状態になって
しまったのだという。
悲しい、淋しい。
わたしはこんなに心の狭いひねくれた男なのに、梅本はそんなわたしに
ずいぶん優しくしてくれたのだ。
14日夜。タミーの鼻血を初めて確認。
15日。かかりつけのヒラミ動物医院で、ガンである確率は50パーセント、
ないしそれ以上と言われる。先生に切迫した声でそう言ってもらったのは、
今から思うと本当に良いことだった。その場ですぐMRIを予約してもらう。
18日。梅本の通夜。
19日。同告別式。弔辞を読む。
21日。日本獣医大の動物医療センターで、タミーのMRIとCTスキャンの検査。ガン告知。
その後のことはこの場で少々書かせてもらった。
まったく、嵐のような10日間だった。
家内の書いている通り、タミーの治療に関しては、少しばかり光明が見えてきてはいる。
何とかして、この「松浦家の正念場」を乗り切らなければならないが、
とにかく明るい平常心を保つことが第一だ。悲壮にならず、のんびり行こうと思う。
(松浦寿輝)


  1. 2013/03/26(火) 16:48:01|
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少しだけ明るい見通し



朝、霧雨のなか、泥よけのTシャツを着たタミーと散歩に出る。
案の定、ぬかるんだ土の上で楽しそうに転げまわって、Tシャツもそれ以外の部分もドロドロになってしまう。
ぬるま湯シャワーできれいに洗われ、朝ごはん(ドライフード、ケールとリンゴのジュース、
ヨーグルト、亜麻仁油、ロイヤルゼリー、キノコパウダー)をがつがつと食べ、
お気に入りの椅子に乗ってうとうとし始めたタミーとハナちゃんに留守を託して、
私たちは本郷の東大農学部へ。セカンドオピニオン第2弾を聞きに行くのである。

MRIとCTの画像を見て診断してくださったのは、動物医療センターの西村教授。
開口一番「放射線治療に賛成です。なるべく早くとりかかったほうがいい」と断言される。
タミーの腫瘍の進行はまだステージ1(転移なし、周囲の組織への影響なし)だし、
このタイプの腫瘍にしては珍しく鼻腔の上部にあるので、放射線が当てやすいのだという。
そして、いまタミーが治療を受けている日本獣医生命科学大学の医療センターは、
表面の組織にはあまりダメージを与えずに腫瘍に放射線が届く、最新の機械を備えているそうだ。

完治まで行くかどうかはわからないが、見たところ、それほどたちの悪い腫瘍ではなさそうなので
ある程度の回復は見込めるのではないか、と西村先生。
今日の天気と同じようなどんよりした気分でずっと過ごしてきた私たちの胸に、小さな希望が灯る。
そうだ。腫瘍さえ小さくなってくれれば、あとは食生活やサプリメントや環境の改善その他さまざまな手段で、
なんとか寿命までがんと共存していけるかもしれないではないか。

「いまのところ鼻腔の気道も確保されているし、自覚症状もそれほどないはず」
と言っていただいたのにも、ほっと胸をなでおろした。
私は最近ストレスのせいか花粉症による鼻炎が最悪の事態を迎え、夜中に何度も悪夢を見ては目が覚めるのだが、
タミーが何かしら具合の悪さを感じているとしても、せいぜい私と同程度のものであるらしい。

急に元気百倍になった夫と私は、帰り道、根津神社まで足をのばして、タミーの回復祈願のお参りをした。

P1050587b.jpg

どうかタミーの腫瘍が小さくなり、願わくば消滅しますように。
犬の一年は人間の5年から7年に相当するらしいけど、タミーがこの危機を乗り切れるのなら、
私の寿命を30年くらいぽんと差し上げます。別に長生きなんてしたくないんで。
ここはひょっとしたら別方面の祈願をする神社なのかもしれないけど、とにかく神さま、お願いします。

帰りに吉祥寺の駅ビルでパックのお寿司を買って、ささやかな祝宴。
タミーにはミニステーキ(塩コショウは抜き)をミディアムレアで焼いてあげた。






  1. 2013/03/25(月) 22:12:41|
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花曇り、のち晴れ。



朝、タミーと夫と近所の公園に散歩に出る。
タミーは食欲もあり、ボールを投げてくれとせがみ、元気に走り回っている。

ただ確かにこの1、2か月ほど、軽くいびきをかくようになっていたし、
時々「くしゅん!」とくしゃみをしていたのをいまさらのように思い出す。
もっと早く気が付いていれば、さらに早期の診断をしてもらえたかもしれないのに…。

私は図書館やアマゾンを漁って、がんに関する本を大量に入手して読み始めた。
2011年の3月まで原発をまったく意識していなかったのと同じように、
よく考えてみると、この病気の実態や治療の最前線について、実はほとんど知らなかったのだ。

そしてとりあえず、タミーの食事を見直して、いろんな食材の組み合わせに挑戦している。
たとえば本日の夕飯は、ヤラーのドライフードに、鮭の切り身を湯通ししてほぐして乗せ、
しょうがスープをかけて、大根おろし、山芋のすりおろし、亜麻仁油、シャンピニオンパウダー、
すりゴマ、乳酸パウダーなどをトッピングしてみた。こんな感じで、毎日変化をつけていこうと思う。
おやつにはロイヤルゼリー。なんだか人間の食事より栄養バランスがいいような気も…。
ロイヤルゼリーとシャンピニオンパウダーは、実家の母が心配して届けてくれた。
本当は100%手作りフードにしたいところだが、かえって栄養のバランスが偏るのも心配。

夕飯を準備している間、タミーは「たのしみだな、たのしみだな~」と
満面の笑顔を浮かべながら台所をうろうろしている。
人間もレストランでオーダーした料理を待つ間、こういう顔をしていたら世の中ハッピーになるのに。
とにかく、この食欲がいつまでも続いてくれることを願うばかりだ。



  1. 2013/03/24(日) 18:36:19|
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夫です。日記その2



皆さん、どうも有難うございます。
皆さんの励ましが心に沁みます。

泣きごとは、前回の「その1」でいっぱい書いたので、もう書くまい。これからなす
べきことは何か。実は、それはもう、はっきりしている。タミーを「できるだけ長
く」生かしてやること、そしてその余生を「できるだけ幸福に」してやること、その
二つに尽きる。
後はただ、それをするのだ。
昨日(22日)は、まず朝がた、吉祥寺北町の工藤さんが立ち寄ってタミーを
可愛がってくださった。タミー大喜び。工藤さんは、この「川の光日記」の
記念すべき第1回(2011・10・24)に、「タミーが愛する人々」の一人
として登場している人。五日市街道沿いで「一二三(ひふみ)」というラーメンの
名店をやっていたが、今は若手に店を譲り、なかば隠退しておられる。
タミーは人間好きの犬だ。これまでもそうしてきたけれど、これからは今まで以上
に、できるだけたくさんの人々に会わせる機会を作ってやりたい。
午後、東京動物医療センター(杉並区松庵)へ行く。MRIとCTスキャンの画像を持参
し(タミーは連れずに)、副院長の南先生と面談。「放射線はやはりファーストチョ
イスでしょう」とのこと。しかしその一方、「放射線でガンが完全に消えることはあ
りえない」とも。
1時間ほどもじっくり話をしてくださって3000円というのは安いなあ。
夕方、家内ともども車で小金井公園へ。この広い公園がタミーは大好き。ゆっくりと
1時間ほど歩く。タミー大はしゃぎ。何だ、まるっきり元気じゃないか。こちらの気
持ちも明るくなってゆく。
不思議だなあ、タミーが原因でわたしたちは今、絶望感にうちのめされているのだけ
れど、その絶望感からわたしたちを癒やしてくれるのもまた、タミーなのだ。犬は強
いなあ。犬は温かいなあ。犬って、凄いなあ。
今回、皆さんから多々頂戴した有難いお言葉のうち、とりわけわたしが深く頷いたの
は、ときどきタミーのシッターをやっていただいている、近所にお住いのドッグ・ト
レーナーの峯村さんからいただいたメールの一節だった──
「でも、犬はどんな時も前向きです。ガンだからと悲観する事もないし、死を恐れる
事もないです。私達飼い主が笑顔で日々を充実して彼らと過ごす事が犬にとっては何
より嬉しくて幸せな事ですよね。そして、そんな生活をしていれば奇跡も起こると思
います」
──そうだ。
タミーには絶望や悲観(将来に対する)もない、後悔(過去に対する)もない。タ
ミーには現在しかない。現在の楽しさしかない。今ここにある草のにおい、吹いてく
る風の心地良さ、ボールを追いかけたいよ、猫を追いかけたいよ、地面を転げ回るの
は面白いぞ、等々。
でも、その現在が、快楽の現在ではなく、苦痛の現在になったらどうする。今はまだ
ないようだが、鼻の奥、目の裏側に、痛みが始まったら……。いかんいかん、またし
ても将来のことを考えてしまったぞ。そのときは、そのときだ。モルフィネなんかを
処方してくれるお医者さんを見つけよう。
何より大事なのは、わたしたちが今この瞬間、明るい気持ちでいること。
あれは、検査の日が来るのを待つ日々の間のことだったが、道でばったり出会った
桑原さんもそう言っていたな。わたしたちの家と同じ通りの、少し先の方に住んでいる
桑原さんも、この「川の光日記」第1回に、「タミーが愛する人々」の一人、
「バイクマニアのKさん」として登場している人。彼はこう言った──
「タミーは空気を読む犬だからねえ。周りの人たちに気を遣う犬だからねえ。松浦さ
んや奥さんが暗い気持ちになっちゃ駄目だよ」
──そうなのだ。今日はタミーが元気だとか、今日は何だか元気がないぞとか言った
りしているが、実はこの犬は、たんにわたしたちの気分を反射、反映しているだけな
のだ。
だから、わたしたちの方でむしろ率先して、向日性の楽天主義を持たなければ。わた
したちの方からむしろタミーの気持ちを前へ前へ引っ張っていってやるほどに、タ
ミーの気分をうえへうえへ引っ張り上げてやるほどに、明るく楽しい日々をおくらな
ければ。
それは、わたしたちがタミーから学んだことでもある。細かいことはどうでもいい
よ、とにかく今を楽しく生きようよ。それがタミーの教えだ。そして、今わたしたち
が率先して明るく楽しい気分を保つのは、そういうすばらしい教えを授けてくれたタ
ミーへの、恩返しでもある。
小金井公園をゆっくり歩きながら、そういう心境になったとき、おのずと心が鎮ま
り、多少の(大したものではないが)平安が訪れた。
昨日(22日)は、ひどく暗い、混乱した気持ちで始まり、それは「その1」に書い
た通りだが、夜に至って思いがけず平静な、優しい気分が戻ってきた。
わたしたちに温かな言葉をかけてくださった皆さんに、とりあえずそのことを報告し
ておきたい。
桑原さんは、「松浦家の正念場だねえ」とも言っていた。そうだ、ここが踏ん張りど
ころだ。わたしたちの人間としての価値と器量が試されている。
(松浦寿輝)

P1040067b.jpg


  1. 2013/03/23(土) 09:44:10|
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徹底抗戦はつづく

杉並

MRI検査の結果が出た。
左の鼻腔に腫瘍あり。おそらく悪性。脳や眼球に近い奥まった場所のため、外科手術は不可能。
治療方法としては、放射線照射しかない。

ただし、先生によると「これほど初期で来院するケースは珍しい」とのことで、
まだどこにも転移は見られないし、内臓などは健康そのもので、
放射線治療はかなり有効かもしれないという。

このまま放置すれば、先生の見立てでは、余命はあと一年。

恐れていたことが現実になってしまった。

タミーがこんなことになるなんて、まだ現実の出来事だとは思えない。
でも、泣いたり茫然としたりしている場合じゃない。
なるべく早く、治療方針について結論を出さなければならないのだ。

しかし、とにかく、なんと言えばいいか、こんな目をしてこちらを見つめる動物を、
余命一年のまま、放置しておくわけにはいかないではないか。

そんなわけで、私たちの気持ちはいま、放射線治療に大きく傾いている。
タミーが辛い思いをしないよう配慮しながら、あらゆる手を尽くして、
なんとか10歳か11歳くらいまで、寿命をまっとうさせてあげられないものか…。

犬の鼻腔腫瘍の治療について情報をお持ちの方、アドバイスをいただけるとありがたいです。


★夫の日記その1(2013・3・22)
わたしの方は、少しばかり「泣きごと」を書かせてもらおう。
おわかりだろうが、家内も実は、こんなブログの文面ほどに毅然としているわけではない。
わたしと同様、彼女も内心はずたずたになっている。
恐ろしいことになった。
本当に恐ろしいことが現実にわたしたちの身にふりかかった。
信じられない……などとつぶやいている余裕もない。信じようと信じまいと、
まだたったの7歳4か月のタミーのなかで病気は現実に進行している。

恐ろしいことの一つは、鼻腔内ガンという病気による死が、
犬の死にかたとしてもっとも悲惨なものだということだ。
ネットで検索すると、たくさんの闘病記が読める。みな、凄惨をきわめている。
腫瘍が大きくなると顔が変形してゆく。片目が陥没してつぶれ、
もう一方の目は視力は残っているものの、開いたまま閉じられなくなるので
しょっちゅう目薬をさしてやらなければならなくなる、などというのもある。
そして、腫瘍が脳にまで及んだ後は──。
もっと恐ろしいこともある。わたしを絶望的な気持ちにさせる途方もなく恐ろしいこと。
それをわたしは今ここに書く気にはなれない。
わたしたちは、タミーはこんなに賢く優しく美しくて、神様から祝福されたような犬、
幸運の星の下に生まれたような犬なのだから、たぶん平均寿命
(大型犬の場合、10歳〜12歳)よりもう少しくらい長生きしてくれるのではないかと、
無意識のうちに期待していた、いや信じていた。
13歳、14歳になり、年々、顔が真っ白になり、動きがにぶくなっていき、
やがてわたしたちの腕のなかで安らかに眠りこむように死んでいってくれるのではないかと。
ところが、こんなことになってしまった。

昨日、午前10時に武蔵境の病院にタミーを預けた後、検査の結果がわかるのは
午後5時になるというので、わたしたちはいったん帰宅し、何も手につかないので、
吉祥寺の街を無意味に歩き回っていた。
ベン&ジェリーのアイスクリームを買って、道端の舗石のうえに座りこんで食べたりしていた。
「何でもなかったという結果になるといいねえ」と言い合いながら。
ほんの十数時間ほど前のことなのに、
あのときアイスクリームをのんきに食べていた瞬間が、
もう遠い遠い過去のようだ。あのときは、タミーの鼻血が、
単なる異物混入か感染症によるもの「かもしれない」という可能性が、まだ残っていたのだ。
午後5時に病院へ戻り、鼻の左側だけが真っ白になっているMRIの写真を見せられた瞬間、
もっとも残酷な現実が突きつけられ、
もうわたしたちはその「かもしれない」の過去には戻れなくなってしまった。
午後6時半、タミーと一緒に病院から帰宅。
涙がひっきりなしに流れて止まらない目で、よくも事故を起こさず車を運転して帰れたものだ。
その後は家内もわたしも、号泣、嗚咽の発作を繰り返している。
今、午前5時20分だ。きれぎれに少しは眠ったが、もう完全に目が覚めてしまった。

家内がこの「川の光日記」に、「とてもピースな春の一日」と題する文章をアップしたのは、
3月6日のことだ。その「ピースな」文章を読み返しながら、
わたしの目からまたどっと涙が溢れてくる。
まだ、たったの2週間前のことではないか!
あの日に戻れたらどんなにいいだろう!
その日の前だったか、後だったか、たぶんその日の翌々日あたりのことではなかったか。
夜、わたしたちはテレビを見ていた。いつものように、
ソファの両端に座ったわたしと家内の間にタミーが長々と寝そべり、
わたしの膝のうえにはハナちゃんが丸くなっていた。
4人全員が同じソファのうえにのっていた。
わたしたちには子どもがいない。わたし、家内の泉、タミー、ハナちゃん。
わたしたち一家はこの4人きり。
いろいろあって、何とかお互いをゆるし合い、愛し合うようになった家族、
いろいろな試練のあげく、強いきずなで結ばれるようになった家族だ。
わたしはそのときふと、「ぼくらは、今がいちばん良い時かもしれないね」とつぶやいた。
家内は無言だったが、わたしの言いたかったことは伝わったはずだ。
「春のピースな一日」が暮れ、おいしい夕飯を食べ終わり、
大して面白くもないニュース番組などを漫然と眺めている。
何はともあれ、4人とも元気で、生活を楽しんでいる、そんな今が──ということだ。
何と、それからたったの数日後に、その「今」がいきなり断ち切られてしまうとは!

わたしたちの生活はがらがらと音を立てて崩れてしまった。
これからそれをどうやって再建していったらいいのか。
(松浦寿輝)







  1. 2013/03/21(木) 22:38:36|
  2. タミー
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風が吹いている



鼻血は完全に止まり、タミーは元気そのもの。
いつもとまったく変わらない様子で、強風の公園を走り回っている。

私は犬の免疫力強化研究に邁進中。
とりあえず「マイタケパウダー」と「乳酸菌パウダー」を注文した。
マイタケが抗癌作用のあるβグルカンを豊富に含む優良食品であることを初めて知った。
ほとんど栄養のない嗜好品的なキノコだと思い込んでいた私。マイタケさん、申し訳ありません。

昨晩、おたおたしている私を、ハナちゃんがじーっと見つめて言った。
まあちょっと、落ち着きなさいよ。まだ何の結果も出ていないじゃないの。
そ、そうだねハナちゃん。と虚をつかれた私は答え、ハナちゃんの緑色の目を覗き込んだ。
するとなんだか、気分がすーっと静まってきた。猫ってすごいなあ。

たくさんの方から、励ましのお言葉をいただく。
北町に住む友人Kさんは、プロポリス入りのクッキーと奥様が調合したアロマオイルを持ってきてくださった。
ありがたいことである。検査の結果「なんでもありませんでした」で一同拍子抜けし、
「お騒がせ犬タミーの巻」で終わってくれれば、本当にいいのだが。

悪いことは重なるもので、先日、夫の昔からの友人である映画評論家の梅本洋一さんが亡くなった。
享年60歳。あまりにも若すぎる死である。
夫は明日の葬儀で弔辞を読むことになったのだが、弔辞というものは、当然のことながら、
書いているうちにどんどん悲しい気持ちが募ってくるようで、
パソコンに向かう夫の顔はどんよりと曇り、まるで『4:44 地球最後の日』のウィレム・デフォーのようだ。

3月はいちばん残酷な月、とふと呟いてみたくなるような今日この頃…。


  1. 2013/03/18(月) 14:26:23|
  2. 日記
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徹底抗戦を決意する



大学病院でのMRI検査は21日に決まった。
それまでは、タミーの鼻血の原因はわからない。

くよくようじうじしていても始まらない。
いまの時点でやるべきことは何か考えた。

まずは、タミーの食事の内容を見直すことにした。
これまでもフードはオーガニックなものを選んで、3種類くらいをローテーションしてきたのだが、
今後は、免疫力を高める食材をトッピングとして積極的に加えていこうと思う。
調べたら、キノコ類、大根、納豆、ヤマイモ、ヨーグルトなどがいいらしい。
ただし犬は食物繊維をうまく消化できないので、野菜やキノコ類は、
栄養をなるべく損なわないように柔らかくする方法を考える。
大根はジューサーで絞るのがいいかもしれない。
さらに、鶏肉などで良質のたんぱく質を補い、オメガ3などのオイルも取り入れる。
サプリメントについても研究する。
これを機に、犬のヘルシー食のエキスパートになるくらいの覚悟で臨みたい。
ついでに、本格的な「犬マッサージ」にも挑戦してみたい。

こういうことはすべて、まめな愛犬家ならとっくに実践しているのだろうが、
とにかく始めようと思う。タミーのために。




  1. 2013/03/16(土) 19:29:06|
  2. タミー
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病院に行ってきた



朝一番で、夫と一緒にタミーを連れて徒歩圏内にある行きつけの病院に行ってきた。

先生いわく「犬の鼻血は見過ごせない症状と考えるようにしている」とのこと。
ただの炎症の場合もあるが、最悪、鼻腔内腫瘍(ガン)の可能性も考えられるそうだ。

全身麻酔をかけずに、すぐにこの病院でできる検査は、
①鼻の穴から綿棒で組織を採取して細胞を調べる
②先日の血液検査ではやっていなかったCRP(炎症マーカー)の検査をする
とのことなので、とりあえず、このふたつをやってもらった。

①はあまり奥まで綿棒を入れられないうえ、血と鼻水が混ざってしまうので、あまり正確な検査にはならない。
いずれにせよ、すぐには結果が出ない。
②は15分ほど待てばわかるというので待合室で待機。
結果は、CRPの値=ゼロ。
つまり、何か悪いことが起きているにせよ、まだあまり進行はしていない、ということらしい。

止血剤と抗生剤をもらい、大学病院での精密検査の予約をお願いして、帰宅。
タミーはいたって元気で、病院でいろんな人にちやほやされてご機嫌なのだが、
左の鼻の穴から、またうっすら血がにじんでいる。
それを見て、思わず夫とふたり、廊下に座り込んで涙ぐんでしまった。

いや、冷静に考えれば、涙ぐむのはあまりにも早すぎる。
だってタミーは、まだ7歳なのだ。

ネットで調べると、鼻の癌で愛犬を亡くした方の体験談が山ほど出てくる。
でも、精密検査の結果が出るまでは、もう見るのをやめようと思う…。

  1. 2013/03/15(金) 12:59:17|
  2. タミー
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タミーが病気?



タミーが鼻血を出してしまった。

実をいえばこの一か月ほどの間に2,3回、ソファやクッションのカバーに
血の染みがついていることがあったのだが、
調べてもどこもケガをしている様子はなく、ぴんぴんしているし食欲はあるし、
歯茎から出血したのかな? などと軽く考えていた。

ところが今夜、ソファにかなり大きめの血の染みができていてびっくり。
よく見たら、左の鼻の穴から出血しているではないか。

いまは少しおさまったみたいだが、なんとなくぐったりしている。心配でたまらない。
明日なるべく早く、獣医さんに連れて行くつもり。
なぜいままで放置しておいたんだろう…。この前、献血のために病院に行ったのに。
そのときは元気そのもので、血液検査の結果にも問題はなかったのに…

犬の鼻血についてご存知のかたがいたら、ぜひ教えてください!

  1. 2013/03/14(木) 22:12:06|
  2. タミー
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かふん症の恐怖



こんにちは、たみゅです。あ、これ「たみーぱみゅぱみゅ」の略ね。

お父さんとお母さんが、何日か前から、かふん症でくるしんでるよ。
この病気になると、くしゃみがれんぞくして何度もでて、鼻がつまって、
目のまわりがかゆくなって、お母さんいわく「ものすご~く頭が悪くなる」んだって。
去年の春はなんともなかったので、「もう治ったのかと思ってゆったり構えて」いたら
今年はいきなりひどい重症になってしまったらしいの。

「ねえねえお母さん、かふん症、くるしい?」
「うう~…づらいよお…ぐるじいよお…」
「お母さん、目のまわりがあかくなってるよ」
「タミーはそんなに鼻が大きいのに、なんともなくて羨ましいよ…」
「でもきょうは、さんぽのときすごい風で、すなつぶがいっぱい飛んできて、ぼくも目がちくちくしたよ」
「それ、この季節に中国から飛来する、あのほら、なんて言ったっけ」
「『黄砂とPM2.5が混ざり合ったもの』だって、ハナちゃんがいってた」
「そうそう、黄砂!黄砂! ハナちゃんはなんでも知ってるなあ…PM2.5って何だっけ? 
なんだか知っていた気がするけど、頭のなかに深い霧がかかっているみたいでもう思い出せない…」

ぼくのからだにも花粉がいっぱいくっついてるみたいで、
ぼくが近づくとお父さんもお母さんも「ヘクシ!ヘクシ!」ってくしゃみがでるの。
人間て、いろいろたいへんだね…。




  1. 2013/03/10(日) 19:31:45|
  2. タミー
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とてもピースな春の一日

急にぽかぽかと暖かくなった早春の朝。
最近ほとんど強迫観念のようになっているジュース作りに今朝も取り組む。
今日はケールとキウイとリンゴをブレンドしてみた。

夫はiPad Mini を握りしめ、「アングリーバード」で遊んでいる。
これは昨晩、会食にて、私が映画ライターKさんに「いま息子が夢中になっているゲーム」として教えてもらったもの。
ちなみに、Kさんの息子さんは3歳。
3歳児と同じゲームに没頭する夫を横目で見ながら、タミーと公園へ。
タミーはベンチに座っていた老婦人に満面の笑顔で挨拶し、頭を撫でてもらう。
「これまでいろんな犬や猫と暮らしてきたけど、この歳になるともう飼えないわねえ…」と老婦人。
引退する前は、館山の海辺で民宿を経営なさっていたそうである。

犬と散歩していると、このように、それまで会話したことがない方とお話しする機会がある。
先日も、近所に住む人気漫画家のSさんが、最近飼い始めた犬と一緒に歩いているのに遭遇。
保護施設から引き取ってきたとのことで、推定年齢3~4歳。とてもかわいい顔をしたゴールデンだった。

午後、山形大学で教えている気鋭の映画研究者O氏が来訪。
東京に来るたびにまとめて試写をこなすそうで、昨日はベルトルッチの新作など4本を見たとのこと。
来客があると興奮する動物たちは、ひとしきりO氏にまとわりついた後、気持ちよさそうに昼寝を始める。


おやつの煮干しをぱくぱく食べてから、深い満足のため息をついて寝入ってしまったタミー。

P1050528b.jpg
日当たりのいい廊下でうとうとするハナちゃん。
ときおり手足がぴくぴく動くのは、ネコリンピックの体操競技に出場している夢でも見ているのだろうか。

地元吉祥寺では強盗殺人など物騒な事件が発生しているのに、我が家は今日も平和だ…。


  1. 2013/03/06(水) 15:04:23|
  2. 日記
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タミー、献血をする



タミーが近所の友達犬のために、血液のドナーになった。
血液検査をしたら、すべての値が正常値で、健康には問題がないらしく、ほっと安心。
100ccの採血は10分ほどであっけなく終了した。
なんでも、血管が太く、たいへん採血がしやすかったそうである。
タミーは止血の包帯を巻いてもらい、おやつをもらってご機嫌。
そもそも、注射などの痛みに強いうえ、行くとみんなにちやほやされるので、病院が大好きなのである。

夫は10日ほど前から行方不明のベンヤミン『ドイツ悲劇の根源』を捜索し続けている。
この本がないと『明治の表象空間』が仕上げられないのである。
しかし、永遠にたどり着けないカフカの城のごとく、家じゅうを捜索してもまったく見つからない。
ちくま学芸文庫と法政大学出版局のハードカバーの2種類とも持っているはずなのに、影も形もない。
私はひそかに、なんとか締切を伸ばしたいという無意識の欲動に突き動かされた夫が夜中にむっくり起き上がり、
夢遊状態のまま書庫の奥深く隠してしまったのではないかと疑っている。

ハナちゃんは最近、街のあちこちで見かける「東京にオリンピックを!」のポスターに刺激されて、
人間のオリンピックに対抗して猫のスポーツ祭典「ネコリンピック」を開催できないかと夢想しているらしい。
しかし、巨大体育館に世界の猫が集合してみたはいいが、
結局どの猫も思い思いに毛づくろいなどを始めて競技にならず、
ただの大規模猫集会で終わりそうな気がするのは私だけだろうか…。

  1. 2013/03/03(日) 00:14:59|
  2. 日記
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