川の光日記

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だれのおうちかな?

この数日、『川の光2』がひときわスリリングな展開になっている。
ケージから抜け出して身を潜め、脱出のチャンスをうかがうタミー。
どうしたら外に抜け出せるのだろうか? その際のビス丸の役割は?
かりにタミーとマクダフは抜け出せたとしても、拉致監禁されているほかの動物たちはどうなるの?
…など次々と疑問がわいてくる。
しかし夫は「フフフフフ」とほくそえむばかりで何も教えてくれない。

読者の焦燥をよそに、夫がいま夢中になっているのは、夏の家の間取り。
まだ場所もちゃんと決めていないというのに、吉村順三作品集や中村好文さんの著書を繙き、
ネットで別荘の間取り図を見たりして盛り上がっている。

そのイソイソと楽しげな姿を見て、ふと思い出したのがこの本だ。



『だれのおうちかな?』 作/ジョージ・メンドーサ 絵/ドリス・スミス
(おそらく現在は絶版、古本でしか入手できないかもしれない)

昭和58年に購入して以来、夫が30年にわたって愛読しているこの絵本の主人公は、
ねずみの建築家エロイーズさん。
彼女は「もりの どうぶつたちが どんな おうちに すみたいのか、ちゃあんと しっていて
そのとおりの おうちを つくってしまう」、そんな天才建築家である。

この本には、エロイーズさんが設計を手掛けた傑作実例集が集められている。
樹上に作られたリスの小屋、温室と野菜貯蔵庫を備えたうさぎの家、
ボートや釣り道具が並ぶ、川辺のかわうそのボートハウス…
どの家も住みやすそうで、隅々まで細かい工夫がしてあり、見ていて飽きない。

P1030402.jpg
↑エロイーズさんの自邸。斜面を利用して建てられたとても居心地がよさそうな家。

P1030404.jpg
↑山の中腹にある熊のおじいさんの家。コンパクトにまとまった設計。養蜂施設も完備。

夫は、施主のなかでは「おれは いつでも ねそべったり、ごろごろ していたいんだ!」
という猫の言葉にいちばん共感を覚えるのだそう。

この絵本も、もしかしたら『川の光』シリーズの遠い源泉のひとつかもしれない。


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  1. 2012/09/30(日) 18:26:13|
  2. 日記
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1泊2日で軽井沢へ



先日の八ヶ岳旅行に引き続き、夏の家の候補地探し第二弾で、軽井沢に行ってきた。
今回は、タミーはシッターさんに預かっていただくことにして、サクッと二人だけで視察旅行。
運転席に身を乗り出してハアハアあえぐ犬がいないので、行き帰りとも快適なドライブだった。

P1030367.jpg

不動産屋さんが作成してくださった資料を片手に物件めぐり。
雑草が生い茂って、かなりワイルドな雰囲気の土地もある。

P1030353.jpg

私たちが考えているのは、本当にささやかな夏の小屋にすぎないのだが、
それでも、すべての条件がぴったりくる土地など、そうそう見つかるものではない。
日当たり、湿気、アクセス、周辺の環境、犬と猫が幸せに暮らせるかどうか…。
あれこれ考えながら見て回るうちに、疲労困憊する。

旧軽井沢の中心地は、夕暮れは霧に包まれて肌寒く、すっかり秋の気配。
朝、ホテルのラウンジで読売新聞を見つけ、『川の光2』を確認して
マルコがついに花火の点火に成功したことを知る。

ところで、いま軽井沢では、ビル・ゲイツが千ヶ滝西区に建設中の別荘が話題を独占している。
町全体を見下ろす高台にある6000坪の地所に、地上2階、地下3階、ヘリポートつきの豪邸を建てるという。
工事現場を通りかかったら、まるで飛行機の格納庫みたいな大屋根が見えた。
別荘というより、サンダーバードの基地みたい。2014年竣工予定だそうだ。

P1030400.jpg





  1. 2012/09/28(金) 20:12:43|
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秋の風物誌



動物たちが暖を求めて人間に接近しはじめると、本格的な秋の訪れを実感する。
上の写真の、夫にのしかかって服をハミハミするタミーの姿は、秋冬の風物誌。
このハミハミのために、何枚のセーターに穴が開いてしまったことか…

本日の『川の光2』では、いよいよ花火を使った救出作戦開始か? と思いきや、
肝心のマルコが、コンビニ脇で見つけたワンカップ大関の残りで泥酔している。

酔っ払いに花火は危険だぞ…などと思いながら新聞を眺めていたら、
次のような驚くべきタイトルの本の広告を発見した。

『夫は犬』

アメリカですら、まだ同性婚は許せないとかなんとか言って論争しているのに、
日本ではついに、異種婚を敢行する勇気ある女性が現れたのか…と感心したのだが、
読書用メガネをかけてよく見直してみると、この本の正式なタイトルは

『夫は犬だと思えばいい。』

なのだった。著者は男性で、どうやら「夫婦関係を見直せば子育てもやりやすくなる」という内容らしい。
『マックス・モナムール』みたいな、動物と結婚した女性の赤裸々な告白ではなかったのだ。
ああびっくりした。

ちなみにこの話を夫にしたら「僕はとっくの昔から『妻は犬だと思えばいい』と思っていたよ」とのこと…。

  1. 2012/09/26(水) 19:30:50|
  2. 日記
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秋のタミー



こんにちは、タミーです。

ついに、ついに、まちにまった秋がきたね!

ぼくは急に元気になって、食欲は倍増するし、散歩のときはものすごいいきおいで駆けまわるし、
「顔つきもなんだかきりっとしたみたい」って評判なんだ。

そして『川の光2』も、いよいよ佳境になってきたね。
マクダフさんが『ミッション・インポッシブル』のわざで、ぼくがいる倉庫まできてくれたんだよ。
そして、スズメのリルが調達してきたマッチを使って、なにかがはじまるみたいなんだけど…ワクワクするね!

でも、あと一か月で連載もおわりかとおもうと、ちょっとさみしいね…。
時間ってふしぎだよね。ハナちゃんもいつのまにか9歳だし、11月にぼくは7歳になるんだよ。
7歳になると「しにあ犬」なんだって! まだまだ元気なつもりなんだけどなあ…

ああ、なんだかからっとしてきもちがいいので、ねむくなってきちゃった…

P1030332.jpg
↑秋晴れの午後、意識が遠のいていくタミー。



  1. 2012/09/24(月) 18:44:06|
  2. タミー
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ミッション・インポッシブル



今朝の『川の光2』のマクダフのポーズ。どこかで見たような…。

無題

そう、『ミッション・インポッシブル』のおなじみの潜入シーンである。

夫は「トリッキー」なもの全般に目がない。
彼の小説の読者なら、奇術、手品、密室トリック、巧妙な詐欺といった要素が
『巴』や『不可能』をはじめ、多くの作品に潜んでいることにお気づきであろう。
映画ならヒッチコック作品、最近では『ゲーム』や『スパニッシュ・プリズナー』などを偏愛しているのも、
チェスの愛好家なのも、すべて「トリック好き」からきているのではないかと思う。

そんな彼がこよなく愛するのが、中学生のときテレビでわくわくしながら見た
『スパイ大作戦』を映画化したこのシリーズなのだ。
消滅するテープ、変装、不可能な潜入、二重三重のどんでん返しなど、
好きなアイテムがてんこ盛りなのだから無理もない。

『川の光2』のタミー救出作戦でも、マクダフかビス丸を「何か」に変装させて潜入させられないかと
一時あれこれ考えたものの、あまりに無理があるのであきらめたらしい。
(しかし、マクダフが変装って…いったい何に? モップだろうか?)

我が家では先日も、DVDで過去4作品を見直す「MI祭り」が開催されたばかり。
夫の4作品に対する評価は「3→1→4→2」の順番。
ブライアン・デパルマが監督した第一作の評価が意外に高い。
ちょっとチープでトリッキーな感じが、TVシリーズの雰囲気にいちばん近いのだそうだ。

「第一作は、ジム・フェルプスがああいう運命をたどるっていう設定もいいんだよ」
「フェルプスって、ジョン・ヴォイトがやってた役よね?」
「TVシリーズではピーター・グレイヴスが演じていてね…潜水艦の話なんか本当によかったなあ…」
「倉庫に潜水艦のセットを作って騙しちゃうっていうやつ?」
「うん。映画版第一作はそのテイストを残しつつ、しかも突っ走るTGVの上でトムにとんぼを切らせたりしてさ。
ああいうアクションはTV版にはなかったもので、いや、あの第一作はブライアン・デパルマにしちゃあ上出来だよ」
「たしか80年代くらいに、TVの新シリーズが作られてなかったっけ?」
「そうそう、もうマーティン・ランドーもいなくて、昔のメンバーではピーター・グレイヴスだけが出演していてね。
でもかなり老けて、すっかり眼力(めぢから)がなくなっていたのが哀れだった」
「俳優の老化って、しわとか白髪とかが問題なんじゃなくて、やっぱり眼力が衰えるのよね。
そこへ行くとクリント様はやっぱり凄いわ」
「だよね。ところで、『川の光2』でトム・クルーズのあの「空中ヒラメ状態」をマクダフにやらせたらって、
最初に言い出したのは、たしかあなただったのでは?」
「そうだったかしら?」
「だったと思いますよ。もう、ぼくはひたすらあなたの言うがまま書いてるだけで…」

ちなみに夫は、『川の光外伝』のPRのため出演したTV番組の録画を見て、
自分に“めぢから”がないことを発見してショックを受けたらしい。
この秋のテーマは「眼力強化」だそうである。

imagesCAY63C8C.jpg
↑全盛期のピーター・グレイヴス。この眼力が目標だ!





  1. 2012/09/22(土) 16:27:37|
  2. 川の光
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猫の民主主義?



領土問題をめぐって緊張の度合いを増す、日韓および日中関係。
そのどさくさに紛れて進行する自民党総裁選の候補は、全員が原発推進派。
映画のフィルムが生産中止に追い込まれ、ウナギが絶滅危惧種に指定されそうだというニュースも。
そんな不穏な世界情勢のなか、ハナちゃんは靴箱に入って深く考え込んでいる。

「いい箱みつけたね! 大きさがハナちゃんにぴったり! ふたをしてリボンをかけてプレゼントしたい感じ!」
「そうね、でも欲を言えば、もうひとまわり小さいと、よりフィット感が増すのよね」
「猫がそういうふうに箱やカゴや土鍋に入りたがるのは、身を隠したいっていう野生の本能の名残なんでしょ?」
「まあ、そのへんの猫はそうかもしれないわね…私の場合は、落ち着いて考え事に集中できるから、かな」
「“ディオゲネスの樽”みたいなもの?」
「あの人は犬儒派でしょ…ある種、動物っぽい哲学者だったのは確かだけどね」
「ところで今日はそこで何を考えてるの?」
「民主主義について、とでも言っておこうかしら…」
「?????」
「私は最近、大澤真幸さんの『動物的/人間的』という本を読んだわけ」
「最近創刊された弘文堂の現代社会学ライブラリー第一弾ね」
「この本の中心的主題は、社会の“起原”を探求することなんだけど」
「ははあ…」
「ディテールは省略するけど、大澤先生は進化動物学や生物社会学も射程に入れつつ、
“動物の個体は本源的に社会性をもっている”という結論にひとまず達するの」
「う~ん、お母さんには、むずかしいことはよくわからないけどね…」
「このくだりを読んだ私は、猫の集会における民主主義をふと想起したの」
「ああ、うちの裏の駐車場で時々おこなわれているらしい、例の集会か…」
「知ってのとおり、私は近所の猫たちと必ずしも全面的な友好関係を結んでいるわけではないけれど」
「よくミルクティ猫(注・牛乳入り紅茶のようなきれいな色なのに顔が凶暴な近所のボス)に追われてるもんね」
「…でも集会ではとりあえずそれはカッコに入れられて、最後には合意に達するのよ」
「へええ?」
「ルソーの『一般意志』なんて、実は猫がとっくのむかしに実現してるわけよ」
「で、いったい何の合意に達するの?」
「“ようやく少し涼しくなって今日は気持ちがいいね”とか」
「……」

それが合意かよと突っこみたい気持ちを抑えつつ、
たしかに人間も猫の集会みたいな話し合いの場がもてれば便利なのになあ、と考えてしまう平和ボケの私であった。

  1. 2012/09/19(水) 18:53:28|
  2. ハナちゃん
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この夏のわたくしたち

八ヶ岳で涼んだのもつかのま、東京は9月中旬を迎えても、まったく気温が下がる気配がない。
「日差しがなんとなく秋の気配…のような気がする…わよね?」などと自分に言い聞かせてみたが、
やっぱり、どう考えても、これはまだ秋とはいえない。
ええかげんにせえよとおかしな関西弁で誰にともなく怒ってみたくなるほどの暑さが続いている。


↑ボール遊びをしても、すぐに息が切れてしまうタミー。

hanachan.jpg
↑遠い目で秋の訪れを待ち焦がれるハナちゃん。

この夏、我々一家は、そろってエアコン依存症になってしまった。
午前中、まだ気温があがらないうちにそそくさと家事その他を済ませると、
あとはみんなで一斉に、冷房をきかせた部屋にひきこもる。
夫はコンピュータチェスと対戦する合間に仕事をし、
私はひたすら本を読み、タミーとハナちゃんは昼寝をするのである。

ある意味、集中できる環境なので、夫はこのところものすごい勢いで
『川の光2』の続きを書きまくり、ほぼ完成に漕ぎ着けつつある様子。
最終回が10月28日と決まっているので、最後まで一度書いてから、細部を調整する作業が必要なのだ。
「ううっ…ビス丸…」などと、書きながら肩を震わせたり涙ぐんだりしていたので、
どうやらラスト30回ほどは、かなりの盛り上がりを見せるらしい。乞うご期待。

アマゾンをポチることだけが楽しみとなってしまった私は、
ポール・セローの分厚い旅行記を2冊続けて読破した後、話題の『屍者の帝国』と『青い脂』を続けざまに読み、
『コルヴォーを探して』『穴掘り公爵』などのエキセントリックな公爵・男爵ものにハマる一方で、
『未完のファシズム』に触発されて日本の1930年代関係の書物を漁り、北一輝の評伝読み比べ大会を実施し…
と、酷暑のなか、乱読としかいいようのない読書生活を送ってきたために、
いまでは脳のメモリが『青い脂』の舞台となった2068年の“中国化したロシア”と同じくらい混乱をきわめ、
「りプス・老外!」(←2068年に流通している意味不明の国際的罵倒語)などと呟きながら
今日もまたコナン・ドイルの評伝や武田泰淳の短編集などを衝動的にポチってしまい、
アマゾン奴隷への道をまっさかさまに転げ落ちていくのであった…。

みなさま、最近読んだ面白い本があったら、ぜひ教えてください…。

  1. 2012/09/15(土) 23:30:49|
  2. 日記
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昭和な玩具を大人買い

吉祥寺での飲み会のあと、東急の裏を通りかかったら、タバコの自動販売機の横で
小さな駄菓子屋さんがこじんまりと営業しているのを発見した。
このあたりは何度となく通り過ぎているのに、なぜいままでこの店に気が付かなかったのだろう。
なんだかファンタジー小説のなかに迷い込んだような楽しい気分で、
昭和テイストの玩具を「大人買い」してしまった。


↑左から、ふきあげパイプ60円、ビー玉3個セット120円、リリアン100円。

そういえば、『川の光2』で動物たちがタミー救出の司令部にした建物が、偶然おもちゃの倉庫になっていて、
ビー玉や縄跳びや花火のほかに、「リリアン」も登場していたのだった。

30代後半以上の方なら、この不思議な編み機を覚えているのではないだろうか。
夫に聞いてみると「僕もよく編んでた」とのこと。
女子向けの玩具かと思っていたが、一部の男子もこれで遊んでいたらしい。
しかし夫は「お手玉でも遊んでた」というから、ちょっと変わった男の子だったのかもしれない…。

P1030302.jpg
↑せっかく手に入れたリリアンなので、説明書きに従って編んでみた。
最初は星型に糸を回し、あとは一目ずつひっかけて編んでいく単純作業で、
じりじりと紐が長くなっていくため、ささやかな達成感が味わえて、けっこうハマる。

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↑完成した二色使いの紐をハナちゃんの首輪にしてみた。

P1030309.jpg
↑伸縮性のある素材なのだが、ちょっとだけ長さが足りない感じ。
真っ赤な糸をゆったりめに編んで、金色の鈴をつけたら可愛いかも。

P1030313.jpg
↑とりあえず、黒猫じょうろの首飾りとして使用することにした。

調べてみたら、「リリアン」が発売されたのは1963年(昭和38年)だった。
伊藤映貞商店(現イトウ)が5円で売り出し、大ヒットしたという。
昭和38年は、『鉄腕アトム』が明治製菓、『鉄人28号』が江崎グリコ、
『狼少年ケン』が森永製菓の提供で、それぞれテレビ放送を開始した年でもあり、
製菓会社に勢いがあったことがうかがえる。
『週刊少女フレンド』と『週刊マーガレット』が創刊されたのもこの年。

↓「気分は昭和」のまま、フィギュア類を収納している引き出しの奥をひっくり返していたら、
こんなグリコのおまけが出てきた。
いつ手に入れたのか、まったく記憶にないのだが、おそらく70年代後半くらいではないだろうか。
P1030298.jpg

グリコにおまけがつくようになったのは1927年(昭和2年)から。
昭和20年代にはセルロイド、昭和30年代はプラスチックが主な素材になり、
昭和40年代以降、男の子用と女の子用に分かれるようになったという(以上、江崎グリコのHPより)。

少し前に『ラーメンと愛国』という新書が出ていたけれど、
同じようなアプローチで『駄菓子と玩具の昭和史』という本を書いてくれるライターさんはいないだろうか。
なかなか興味深いテーマだと思うのだが。

ちなみに、なんとなく予想される事態ではあるが、今後の『川の光2』では、
ビー玉や縄跳びや花火が小道具としておおいに活用される予定だそうだ。
「リリアン」だけは、さすがに使い道がなかったらしい(教会ねずみマルコなら
「おいら、リリアン編めるよ」なんて言い出しかねないような気もする…)


  1. 2012/09/12(水) 00:02:14|
  2. 日記
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八ヶ岳で遊ぶ

2泊3日で八ヶ岳南麓に遊びに行ってきた。
久しぶりの犬連れ旅行なので、タミーは「りょこうだね! りょこうだね!」と叫んで大はしゃぎ。
車の後部座席から身を乗り出してずっとハアハアいい続け、とても鬱陶しかった。



川俣川渓谷を散歩。それにしても、標高が高いだけで、こんなに気候が快適だとは…。
日差しは強いが、空気は乾いていて、日陰はひんやりと涼しい。
このあたりは気温30度を超すことはめったになく、朝晩は夏でも14~15度くらいだそう。

P1030229.jpg
↑夢中で川を探索するタミー。水が澄んでいてきれい。

P1030236.jpg
↑吐竜の滝にて。滝の周辺というのはなぜこんなに気持ちがいいのか。
やはり例のマイナスイオンというやつが発生しているのだろうか。

P1030251.jpg
↑しかし、この周辺にはツキノワグマなども出没するらしい。
タミーが我々を守ってくれることはほとんど期待できないので、出くわしたら死んだふりをするしかない。

P1030223.jpg
↑宿に戻って、コテージのテラスで昼寝。何の苦労も心配事もなくて、本当にうらやましいことである。
今回の宿は「八ヶ岳わんわんパラダイス」という、そのものずばりなネーミングの犬OKの別荘村。

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↑翌日訪れた牧場で生まれて初めて「ヤギ」という得体のしれない生物に出会い、びびりまくるタミーであった。

実は今回は、別荘のロケハンも兼ねての旅行。ここ数年の東京があまりにも暑いので、タミーのためにも、
夏の数か月を涼しく過ごせる拠点が欲しいと、最近、真剣に考えるようになった私たちなのだ。
夫も私も勤め人ではなくなったので、吉祥寺と八ヶ岳を行ったり来たりすることは充分に可能だし。

ただし、最大の難関は猫問題である。
以前飼っていた三毛猫のミケ(本名ミケリーヌ)は、ケージに入れられて車に乗るのが大嫌いで、
移動する間、ずっと巻き舌で絶叫し、お互いに大変なストレスだった。

ハナちゃんはこれまで車に長時間乗った経験はないが、決してドライブ好きではないような予感がする。
東京←→八ヶ岳山麓の2時間半、後部座席から身を乗り出してハアハア荒い息を吐き続ける犬と、
「なぜ私をこんな目に遭わせるのよ!」と絶叫しながら抗議する猫を乗せて移動しなければならないのであろうか。
そして違う環境に連れてこられたハナちゃんは、家出してしまったりしないだろうか。
心配の種は尽きない。
猫とうまく別荘生活を送っている方、ぜひ秘訣を教えてください。

  1. 2012/09/09(日) 11:03:29|
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タミーの脱走癖



先日カワウソの本をご紹介したら「私もカワウソに拭かれてみたい」との反響が。
ちなみに上の写真は、タミーが人間を拭いているところ。
濡れるとエキサイトする犬なので、シャンプーのあとは、こうやって人間を拭いたり、
ソファを跳ね回りながら拭きまくってカバーをぐしょぐしょにしてしまったり、いつも大騒ぎだ。

ところで、このところ夫によってダークサイドが次々と暴かれているタミーが、
最近、また新たな悪癖に染まりはじめた。「脱走癖」である。

きっかけは、空模様が不安定だったある日の夕方、雷恐怖症が高じて、網戸を鼻先でこじあけて脱走したことだ。
あっという間の出来事だったが、このときは現場を目撃していたので、すぐに追いかけてなんとか連れ戻した。
だが、自力で工夫すれば外に出られることを知ってしまったタミーは、
映画『暴力脱獄』のポール・ニューマンのごとく、不屈の意志で脱走を試み始める。

第一回脱走事件の数日後、夫と私がビールなど飲みながら夕食をとっていると、玄関のチャイムがピンポン鳴った。
なんとなく悪い予感がしてドアを開けると、そこにはなんと、警官に連れられてニコニコ笑っているタミーの姿が…。
私たちが何も気づかずのんびり食事していた20分ほどの間に、網戸を破って脱走し、
近くの駐車場で寝そべっていたところを捕獲されたらしい。
近所の方が通りかかって「あの家の犬では?」と教えてくださったのだそう。
幸いどなたにも迷惑はかけず、警察官の方がおせんべいを出して呼んだらおとなしくお縄になったらしい。
しかし、官憲のお世話になってしまうとは…非行少女の親になった気分である。

その後も隙あらば脱走しようとするので、この暑いのに一階の大きな窓はしばらく締め切ることにした。
ここ一週間ほどは見張りながら網戸に戻しているが、ついにあきらめたのか、脱走する気配がないので、
引き続き警戒しながらも一応ほっとしている。

公園でよく会う小型犬エリックのおじいちゃんによると、昔の犬は放し飼いで、
帰宅するころを見計らって迎えに来てくれたそうだ。
いまは犬が一歩外に出ると、すぐさま補導されてしまう。
そう考えると、我が家で一番自由なのはハナちゃんかもしれない。
猫専用ドアから勝手に出入りできるし、いつどこに出かけても、誰にも文句を言われないのだから。

P1030209.jpg

ちなみにハナちゃんのモットーは、ジョン・ロールズが『正義論』で提唱した自由の第一原理
「各人は基本的自由に対する平等の権利をもつべきである。その基本的自由は、他の人々の同様な自由と
両立しうる限りにおいて、最大限広範囲にわたる自由でなければならない」だそうである…。

  1. 2012/09/06(木) 12:07:40|
  2. 日記
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ニホンカワウソを悼む



ニホンカワウソが、ついに絶滅してしまったらしい。
最後に目撃されたのが1979年というから、実はもうかなり前に、日本から姿を消していたのかもしれない。
なんだかとても悲しい気持ちになる。リアルなカワウソは、動物園で何回か見たことがあるだけだが、
『カワウソと暮らす』という本を読んで以来、この動物の熱烈なファンだったからだ。

さっそく書棚から探し出して、読み返してみた(絶版だが、アマゾンなどで古本を入手可能)。

舞台は1950年代末のスコットランド。作者のギャビン・マックスウェルはフリーランスのジャーナリストで、
取材で訪れた西イラクで一匹のカワウソと出会い、苦心惨憺してイギリスに連れ帰る。
そしてウエスト・ハイランドの静かな入り江にある一軒家で、「ミジベル」と名付けたそのカワウソと暮らし始める。

いや、そのかわいいこと。そして頭のいいこと。
ミジベルはベッドのシーツにもぐりこみ、飼い主の膝のくぼみで仰向けになって眠り、
毎朝8時20分きっかりに目覚めて、人間を起こしにかかる。
シーツとクロスを器用に剥ぎ取り、枕を外してしまうので、起きないわけにいかない。
朝食(好物のウナギ)をとると、入り江の探索とハンティングに出かける。
捕まえた魚が立派だと見せにくる。大きなカレイを「食べなよ」と持ってきてくれたこともある。

カワウソは犬と違って、何もせずにじっと待っていることができない動物らしく、
眠っていないときは、探索したり狩りをしたり遊んだりしてつねに活動している。

「ときにはピンポン球をくわえて、いかにも用ありげに思い詰めた体で出かけていくことがあり、
一時間後に行ってみれば、滝の下で、球を水中に引っ張り込んではぱっと放し、
追い詰めては跳びかかるといった彼独特のウォーター・ポロに興じていた」

「一度、捜しに行っても見つからないことがあった。
でもすぐに泡だつ滝壺のはじにある黒い水面に、赤い物があるのに目を惹かれた。
よく見ればミジが、真紅のナナカマドの実の一房を片手でしっかり胸の上に掴み、
仰向けになって浮いたまま、ぐっすり眠っていた」
どうやらミジは、きれいな色の花やオブジェが好きらしいのである。

とくに愉快なのが、カワウソに「拭かれる」体験が語られている箇所だ。

「カワウソに『拭かれる』のがどんなことか、私はよく知っている。数えきれないほど幾度も、
私はカワウソに拭かれたことがある。……カワウソは時に応じて海や川や浴槽から台風のごとくあらわれ、
毛皮には半ガロンほどの水を含み、身もすくむばかりの圧倒的な情熱をもってわれわれを拭きにかかる」

当然のことながら、拭いたカワウソはきれいに乾き、拭かれた人間は水浸しになってしまう。

作者は自分は「カワウソ奴隷」「カワウソ狂い」だと言っているが、読んでいるとその気持ちがよくわかる。
彼とミジの天国のような暮らしは、一年しか続かないのだが…。

この愛すべき動物が日本から消えてしまったことが、返す返すも残念でならない。





  1. 2012/09/03(月) 23:31:31|
  2. 動物の本
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プロフィール

IZUMI

Author:IZUMI
賢くて優しかったハナちゃん
(2003~2013)の思い出に



『川の光2 タミーを救え!』
絶賛発売中!

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